保育士として2年目になると新年度には新しい新任の保育士や、入園してくる園児たちがいます。
そしてあなたはもう「新任保育士」という立場ではなくなり一年目では感じなかったことや、新しく見えてくる楽しいことや悩みの種が出てきます。
そこで今回は2年目にありがちな悩みの解決策をご紹介していきます。
2年目の保育士さんにありがちな悩みとは
先輩保育士という立場になって
2年目になり大きく変わるあなたの状況というのは「先輩」という立場になるということです。
これは今までは「新任」だったためにちょっとしたミスや分からないことを周りの先輩保育士がフォローしてくれていたら、助けてくれていました。
その立場にあなたがなるということです。
先輩として出てくる悩みとしては「後輩への仕事の教え方」「仲良くなるには」この2点が悩みの種として出てくるはずです。
ではどのようにしたらいいのでしょうか?
以下のポイントを参考にしてみて下さい。
後輩への仕事の教え方
2年目のあなたは自然と教えることが多くなるはずです。
ここで先輩らしくきちんと教えることが大切なのですが、先輩として1年目のあなたが正しく間違いもなく教えることはとても重荷になりますよね。
そんなときは教える前にはどのように教えたらいいのか頭の中で整理しておくとスムーズに伝えられますよ。
ケース例:入園式の場合
・入園式に向けてどのような準備が必要か?
→会場の清掃・椅子の並べ方・壁面の準備など
↓
・入園式での服装は?
→決まりの格好があればその際に気を付けることを伝える。
決まった服装がなければどのような服装を準備したらいいのかわかりやすく写真を用意しておく。
↓
・入園式当日の心得
→入園してくる園児たちはとても期待を持っていますが、保護者は楽しみ以外にも不安や寂しさといった複雑な気持ちもあります。
そんな園児や保護者が安心して預けられるように笑顔でいること。
このように伝えたい事をわかりやすくまとめておくことでスムーズに説明することができますし、後輩も疑問点が出ることなく理解できます。
あとは話ながら相手の表情をきちんと見ておくことも大切です。
新任の保育士は緊張をしているために疑問に思ってもなかなか聞けなかったりします。
その疑問に思っていることを表情を見ることでこちらが察知してあげるとその後の問題点は減りますし、後輩もあなたには素直に聞けるようになってきます。
後輩へ仕事を教えるにあたって最も大切なのは
「いつでもどんな小さいことでも気軽に聞ける先輩」
でいることです。
聞かれたと際に間違っても分からなくても大丈夫!
一緒に他の先輩保育士に聞きに行ったり、一緒に悩んで解決すれば問題ありません。
先輩といってもまだ2年目なのですから気を追わないで後輩と一緒に成長していくという気持ちが大切です。
後輩の保育士と仲良くなるには?
一年目の気持ちは2年目のあなたには痛いほど理解できる部分が多いはず。
そんなあなたは後輩保育士と仲良くなりやすい立場にいます。
後輩にとってもあなたが一番頼りやすいと感じるはずです。
そして、仕事をしていくうえで一緒に作業をすることが多かったり、また同じクラスの担当になることもあるでしょう。
そこでチームワークが大切になってきますので、なるべく早い段階で仲良くなっておくと仕事の面でもスムーズに進んでいきます。
仲良くなる方法というのは難しく考えなくても大丈夫です。
まずは仕事の話から少しずつコミュニケーションをとってい後輩の保育士がどのようなタイプなのか分析してみて下さい。
物静かな場合…
無理にプライベートなことに立ち入らず、仕事の話をするうえで打ち解けていくといいですよ。
いつも笑顔だが口数が少ない…
笑顔でいるということはあなたに対して好印象を抱いているはず、まずはあなたの身の回りの事(趣味や園児の面白い話など)を話していくと心を開いてきてくれます。
人見知りなく積極的に話してくる…
よく話してくれる後輩の場合はあなたは聞き手になることで仲良くなれます。
このように先輩として後輩保育士と接していく事が大切です。
「先輩」だからと思わずに「同期」くらいの気持ちで接すると、あなた自身がリラックスして仕事を教えられたり、仲良くなりやすくなってきます。
一度経験した1年の流れの復習から
一年の流れをある程度経験したので2年目は新たに改善点や自分から準備を進んで行ったり、積極性が大切になってきます。
そこで出てくる悩みは
「事前に準備をしておくといいのは分かっているが、実際にどのくらい前からの準備が必要なのか?」
ということです。
一度経験があるあなたは自分で解決をしなければいけないと考えてしまうと思いますが「もう2年目」ではなく「まだ2年目」なのです。
そのため積極性は大切ですが、最後まで解決しようとしなくても大丈夫。
まずは先輩保育士に
「○○の準備をしたいのですが、どのくらいから準備が必要ですか?」
と聞いてみましょう。
一年目は経験が大切でしたが、二年目は準備の時期を把握することが大切です。
そうすることで焦らずにしっかりと経験を積んでいくことができます。
責任のある立場になる
やはり1年目と比べたら経験があるため責任のある立場になってきます。
そして二年目でメインのクラス担任となることも少なくありませんので、責任が一年目より重くのしかかってきたり、負担に感じてしまうことがあるかもしれません。
けれど、いまは「目の前のことをきちんとする」だけで大丈夫です。
目に見えない責任を負担に感じたり不安に感じるよりも目の前の仕事に集中して取り組むことが大切です。
そうすることで
◎仕事をきちんとする
↓
◎仕事に対して評価される
↓
◎周りが頼りにしてきたり、信頼してくれる
↓
◎保育士としての自信
に繋がってきます
このようにしてあなたはだんだんと経験を積んだ頼りになる保育士となっていけるはずなのです。
いまは見えない責任を感じるよりも、目の前の仕事や園児たちときちんと向き合うことが大切です。
2年目になって転職を考える保育士さんも多い
仕事が大変で転職を考えることもあるかもしれませんが、上記の内容で悩み転職を考えているのならお勧めしません。
というのは、どこの保育園に行っても2年目で退職・転職したくなってしまいますよ。
この場合はもう少し頑張って欲しいです。
そうすることで段々と先輩という立場にも責任がある立場にも慣れてきてそれが「やりがい」というものに繋がってきます。
保育士は勉強よりも経験が大切ですので、そのことを考えた上で2年目の転職はとどまれたらいいのではないかと考えます。
一方で、人間関係で悩んでいる保育士の方は転職をするのも解決方法の一つです。
園内の人間関係は自分から変えていこうと思ってもなかなか難しい部分もあります。
我慢できるレベルならいいですが、強いストレスや精神的にも辛い状態が続いているのなら働きやすい職場を探し始めてみても良いかもしれませんね。
2年目はいろいろと悩む時期ですが、これから頑張っていきましょうね!
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