この記事では「保育園における陰口」の対処方法について考えていきたいと思います。
職員室からひそひそ声が。どうも、誰かの陰口を言ってるみたい…
「えっ、それってもしかして私のこと?!」
職場の親睦会で飲んでいたら、いつの間にかその場にいない人の悪口大会に…
どんな会社でも人が集まれば、多少は陰口、悪口はどこからか出てきてしまうというのが現実ですが、それでも雰囲気のいい職場は世の中にたくさん存在します。
どうせ働くなら、雰囲気のいい職場で働きたいですよね。
今はとても辛いでしょうが、悩んでいるだけでは何も変わりません。
どうして保育現場では陰口・悪口が多いのか?
①保育園は女性社会。陰口はどうしても多くなりがち…
そもそも、保育園は女性の職場。最近は男性保育士も増えましたが、まだまだ圧倒的に女性が多いですよね。
なぜか女性が寄れば陰口は生まれやすいものです。
ある程度は覚悟するしかないかもしれません。
女性の職場を上手くわたっていく基本的なコツを覚えましょう!
女性社会とはいえ、ちょっとした心がけだけで陰口は減らしていくことができます。
以下の3点、職場でしっかりと実践できていますか?
①先輩を敬い、後輩には優しく
⇒皆に平等に、礼儀正しく接しましょう。
②チャラチャラした見た目はご法度!
⇒子どもがいる職場でもありますし、清楚な格好を心がけましょう。
③もし陰口を聞いてしまっても、それに絶対乗らない!
⇒聞いたことを面白半分に同じ職場の人に伝えない。
その悪口、必ず自分のもとに返ってきますよ。とはいえ、自分にもはけ口は欲しい時は、職場外の人にグチりましょう。
②保育士は体力勝負!疲れてついつい悪口が増えてしまうことも…
やはり、仕事がきつい時やストレスが溜まっている時は多くなりますよね。
抱っこしたり、子どもたちと外で遊んだり、保育士はすごく体力を使う仕事。
疲れている先生を助けてあげて
「抱っこ変わりますよ」と助けを出したり、お掃除など面倒な仕事を率先して引き受けたり、しんどい思いをしている人を助けてあげましょう。
自分も大変だけど、他の先生たちもきっと喜んでくれると思いますよ。
また、精神的な負担も大きい仕事です。
子どもが言うことを聞いてくれなかったり、泣き叫んだりすることが続いたら、どんな先生でもイライラしますよね。
大変な子の対応を引き受けてみませんか。あなたも大変になりますが、保育士としての経験値は上がりますよ。
③仕事のやり方、価値観の違いから生じてしまう対立…
大ざっぱに分けると、時間がかかっても一人ひとりに丁寧に対応する先生と、クラス全体を見て保育を要領よく進めていく先生とでは
全然やり方が違いますし、対立しがちかもしれません。
お互いが、「もっと優しくしたらいいのに」「トロいから仕事が終わらない」などと思ってしまいがち。
文句を言う先生のやり方も、いったん受け入れてみましょう
良いと思わなくても「相手のやり方も間違いではない」と心がけて下さい。
相手のやり方にどういうメリットがあるか考えたり、やり方を真似したりしてみましょう。
自分では気づかなかった子どもの姿に気づくかもしれません。
そして、保育の仕方については、仕事なのですから、悪口ではなくとことん話し合いをしましょう!
保育園での陰口・悪口を聞いてしまったときは?
誰かが誰かの悪口を言っているのを偶然聞いてしまったときは?
それを誰にも伝えないことが大切
誰かがA先生の悪口を言っていた場合、
と本人に伝えるのはもちろん論外。
Aさんのショックは計り知れません。
と思う方もいるかもしれませんが、あなたの意見ではない、他人の意見をあなたが伝えてはダメです。
(たとえあなたがB先生を信頼していても。)
話したら、B先生がA先生に対して悪い先入観が入ってしまうかもしれません…
そうしたら、B先生もA先生のことがあまり好きでなくなって、更に職場の雰囲気が悪くなりかねないのです。
また、話を聞いたB先生が、仲のいいC先生に話して…と、話がどんどん広がってしまう危険もあります。
あなたがその場にいて、悪口大会になってしまった場合は?
話を変えるテクニックを身につける
できれば
などと、上手に話題を変えられたらいいですね。
悪口を言っている人は、自分の方が正しいと思っていますから
などと、相手を上手に持ち上げて、悪口から話を逸らせるのも一つの方法です。
それもできなければ、ひたすら聞き役でその場を耐える!
うっかり賛同してしまったら、
「あなたも一緒に悪口言ってたよね?」
「私の味方だよね」
と受け取られかねません。
「へーそうなんですか」
という、何も知らなかったという態度を貫きましょう。
職場で自分の悪口言われていたら…
これは本当にショックです。
仕事なんか辞めてしまいたいくらいショックですね…。
あなたが気が強い人なら、その場に踏み込んで言い返したらいいのですが。
悲しさや辛さは心にため込まないで
この場合、話す内容は、他人の意見ではなく、自分の悲しい気持ちや辛い気持ちですから、職場に信頼できる人がいたら、相談できたらいいですね。
もし、冷静に言われていたことを振り返る余裕があるなら、もしそれが、仕事に関することで
あなたが実際できていないことなどであれば、これを糧に直したり、成長につなげたりできたらいいですね。
仕事に関係ないことでしたら…
もし、言われて本当にそうだなぁとか、私も悪かったなぁと思うのであれば、次の日から行動を変えてみましょう。
もし、自分は悪くないと思えば、陰口を言う方が程度が低いのです。
なかなか難しいことではありますし、しばらくは辛いでしょうが…
悪口を言う人は必ず皆に嫌われていきますから!
ただ、あまりにも辛くて、自分の力ではどうしようもないようでしたら、無理しすぎないで下さい。
しばらく休職したり、転職したりするのも手です。
自分の体調や心を壊してまで働くことはないですから。
保育士としての人間性を磨くチャンスに
悪口陰口、イヤなものですが、冒頭でも述べたように、どんな職場でも多少は付きまとうものです。
いかに上手にスルーするか、いかに周りの人と上手く付き合っていくか。
すごく前向きに考えたら、あなたの人間力がそれで鍛えられますよ。
悪口を言う人も、その人なりにストレスがあり、言って発散させてスッキリしている場合もありますから、おおらかに見る目もあった方が、ラクになれますよ。
それに、他人の悪口を言わない明るく優しい人がいたら、自然に職場の雰囲気も明るくなってきます。
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