保育士は結婚や子育てなどで保育士を離れる場合が多くあります。
そんな方も資格を持っているのですから、子育てが落ち着いたら復帰しようと考えているかも多いはずです。
そんなブランクがある場合、履歴書はどんな風に書くべきなのでしょうか?
ブランクをマイナスポイントにしない、良い印象がもてる志望動機や自己PRを考えてみましょう。
例文つきで詳しくご説明します!!
保育士(ブランクあり)が志望動機を作成するときのポイント
履歴書の志望動機を印象の良い文章にするには、いくつかのポイントがあります。
1つ1つ押さえれば、書きたい内容が見えてきますよ。
志望動機のポイント
保育士は復帰のチャンス
ブランクがあるというのは、保育園に就職するに当たり不安なこともありますよね。
履歴書を書いても落とされるのではないかと思い、消極的になってしまっていませんか?
でもそんな心配は無用かもしれません。
今、保育士が足りない状態なのは知っていましたか?
待機児童問題が深刻化している今、保育園は保育士を確保することで必死になっています。
国も補助金を出してまで、潜在保育士を復帰させようとしています。
潜在保育士は保育から離れた資格保有者のことです。
つまり、今は保育士が復帰する絶好のチャンスということです。
まずはそれを頭に入れて、気持ちを軽くすることから始めるといいですね。
前職の退職理由
前職を辞めた理由が結婚や引越し、子育てなどやむおえない場合はいいのですが、人間関
係で辞めた方もいらっしゃいますよね。
そんな方は「人間関係に悩んで辞めた」と書くのではなく、「同じ志を持った保育士さんと一緒に働きたい」というようにプラスにして書くといいでしょう。
何でも言葉のいい回りを変えれば、マイナスに感じることでもいい印象を与えることができますよ。
子どもに対する気持ち
ブランクがあるだけに、子どもに対する気持ちをここで表現することも大切です。
こんな風に育てたい、子どもの為にこんな関わりをしていきたいなど内容は様々ですが、具体的にあると、気持ちが伝わりやすいでしょう。
志望した理由
志望動機で一番重要な点ですね。
何か、その保育園の特徴となる部分を抜きだし、感銘を受けそんな保育がしてみたいという気持ちを伝えましょう。
以前の経験を伝えて、同じ保育内容ということを伝えてもいいですね。
そんな内容があると即戦力であることを理解していただけるでしょう。
自分の得意事項
保育に関して、得意と感じている部分があるでしょう。
そんな内容を加えながら、保育の現場で生かしていきたいことを書くといいでしょう。
保育園の特徴と得意事項がかぶっていれば、よりいい印象を与えられるでしょう。
自分の言葉で書く
一番伝わるのは、あなた自身の言葉です。
人に作ってもらった文書ではあなたの本当の姿は相手に伝わりません。
あなた自身の等身大の言葉で相手にぶつける気持ちで、文章を作成してみましょう。
例文の言い回しを参考に、あなた自身の言葉で伝えましょう。
志望動機の例を2つ紹介
それではここで、実際に例文を2つご紹介しましょう。
ブランクありの志望動機①
私は子どもが好きで、子どもの成長を見守ることのできるかけがえのない仕事につこうと保育士になりました。
結婚や子育てで保育の現場から離れたものの、子育てをする中でさらに子育ての魅力に気が付き、また保育士として頑張りたいと思うようになりました。
貴園ではゆとりある保育方針をされていることを拝見しました。
その保育方針に感銘を受け、ぜひここで働かせていただきたいと強く思い、志望させていただきました。
ブランクありの志望動機②
もともと英語が好きで留学などをしていた経験を生かして、大学卒業後は英語に特化した保育園に勤めていました。
生活の変化で退職をし保育の現場から離れましたが、時間を重ねるごとに保育士に対する気持ちがより深まって参りました。
貴園では英語教育に力を入れているということで、そんな場で保育をしたいと強く感じ志望させていただきました。
長文を書けばいいというわけではありません。
書きたい内容を短文にまとめる必要があります。
上記の書き方であれば、
・保育士になった理由
・前園を離れた理由
・再就職したいと思った理由
・園の志望理由
この4つが端的にまとめられています。
この文に対しての補足は面接の時にすれば問題ありません。
分かりやすく、端的にまとめてみましょう。
保育士(ブランクあり)が自己PRを作成するときのポイント
志望動機と違い、自分をよりアピールすることが出来る欄です。
個々で注意しなければならないのが、志望動機と同じ内容になってしまいがちということです。
しっかりと書き分けをしましょう。
自己PRのポイント
ブランクの日々をプラスに変える
保育士を離れて過ごしていた時期、どんなことをしていたかをマイナスポイントと考えず、プラスにしてみましょう。
子育てをしていたならば、保育士を離れてもずっと子どもに関わっていたということです。
「子育てをするなかで、もう一度保育士とした働きたくなった」という書き方をすると、マイナスな内容になりませんね。
子どもと関わらない仕事をしていたとしても、保育を離れて仕事をしていたが保育士の仕事が一番楽しかったという内容になると、
ブランクが保育士と言う仕事を客観的に見る時間となり、これもマイナスとしてとらえられなくなります。
社会情勢を入れる
現在、潜在保育士の復帰が期待されています。
そんな中、復帰をしたいという気持ちがあるのですから、そのことを内容に取り入れてもいいでしょう。
また女性の働き方が変わり、働くママの支援が大切になってきている現代なので、そこに着目してもいいでしょう。
体力があること
保育士は体力勝負です。
年齢とともに体力は落ちっていってしまうものです。
だからと言って、体力に問題があるとされると印象はあまりよくありません。
「体力があり、健康です」というアピールは必要ですね。
時間の都合
子育て中は学校行事などで、拘束される時間があります。
働き方も考えなくてはいけませんね。
しかし可能な限り出勤したいという気持ちを伝えることが大切です。
保育園は短時間の働き方よりも、長時間働いてくれる方を探しています。
即戦力になれる人材アピール
再就職ということは保育の経験があります。
保育園側はそこをあてにして、求人を出している可能性が高いです。
「私は即戦力として働けます」ということを、明確にアピールしましょう。
自分の言葉で書く
志望動機も同じですが、自分自身の言葉で書くことが大切です。
例文はあくまでもサンプルにする程度ですよ。
自己PRの例を2つ紹介
それではここで実際に2つ例文を見てみましょう。
ブランクありの自己PR①
保育士を離れていた間も子育てをしており、子どもの健やかな成長をサポートすることの素晴らしを実感する毎日でした。
子どもの小学校に上がり、これを期に保育士としてまた活躍したいと思っております。
0歳~5歳まで全ての年齢のクラスの担任をしたことがあり、主任も務めた経験があります。
ブランクありの自己PR②
保育士を離れ、接客業へ就職していましたが、その仕事をしていく中で子どもが好きだと改めて実感することが出来ました。
この職業の素晴らしさを改めて感じ、もう一度先生として仕事がしたいと思いました。
まとめ
ブランクがある保育士でも、就職することは可能です。
気負いする必要はありません。
まずはどうしてその保育園で働きたいと感じたかを志望動機に明確に書き、そして自己PRです。
何事もオーバーに書いて、「働きたい」という気持ちを相手にぶつけてみましょう。
あなた自身の気持ちを100%相手に伝えることができるのは、あなた自身の言葉だけです。
それ以外はありません。
自分を客観視することで、何を書くべきなのか自ずと見えてくるものですよ。
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