この記事では「仕事に行きたくない…ずる休みしたい」ときの考え方についてお話ししたいと思います。
「今日はどうしても仕事に行く気がしないなぁ…」とか「日曜日の晩に、次の日からのことを考えてちょっと憂鬱になる…」
という経験は、保育士だけでなく、社会人の方なら誰でも一度はあると思います。
「ちょっと風邪気味だし、ずる休みしちゃおうかな?!」なんて考えてしまうこともありますよね。そんな時どうすればいいのでしょうか?
目次
仕事に行きたくないけど…保育士のずる休みってどうなの?
まず先に結論を言うと…
保育園はほとんどが女性の職場ですよね。
女性って、とても勘がするどくて敏感です。なので…
ずる休みしたら、バレます!!
私が職場で
「あの先生ずる休みじゃないかな…?」
と心の中で思っていた時は、ほとんどの場合が、他の先生も
「あの先生ずる休みだよね?!」
と噂していました。女の人って怖いなぁと思いました(笑)
言葉では、何が違うのか上手く説明できないのですが、理屈ではなく本能でわかるという感じですね。
それに、ずる休みしてしまった時って、意外と罪悪感で心から休めないんですよね。
他の先生にかかる迷惑を具体的に想像してしまったら、余計に罪悪感が強くなり、もう休むどころではありません。
どうしても仕事に行きたくないときは…ずる休みよりも有給申請を!
◎一番良いのは、有給休暇の申請をすること
有給休暇は、「身体および精神的に休養がとれるよう法律が保障した休暇」です。
いつでも使うことができますし、理由も問われるものではありません。
申請書には理由を書かないといけないという園がほとんどでしょうが、それがいかなる理由であろうと、会社は拒否できません。
もちろん、行事間近や当日など、とても忙しかったり他の先生に甚大な迷惑がかかったりする日には、常識として使わない方がよいですけどね。
理由は「体調がすぐれないので」などと言う方が無難です。
メンタルヘルスも健康管理のうちですし、ずる休みしたい日に「体が元気いっぱい!」という人もなかなかいないでしょうからね。
そうは言っても、有給休暇なんてなかなかウチの職場は取れない…という方もいらっしゃると思います。
そんな方は、何とか気分をあげて、仕事に行けるような工夫をしてみてはどうでしょうか?
仕事に行きたくないときは…少しでも気分をあげる工夫を!
◎お仕事後のご褒美を何か設定する
例えば、今日のお仕事が無事終わったら
- 「ご褒美においしいスイーツを買うぞ!」とか
- 「あのお店に寄ってショッピングしちゃおう!」とか
- 「帰ったらゆっくりお風呂に入ってたっぷり寝よう!」
のようなことでもよいと思います。
◎通勤中に音楽を聴く
車ならカーステレオで、電車や徒歩なら携帯プレーヤーで、好きな音楽を聴きなが通勤してみてはどうでしょうか?
◎いつもと道を変えてみる
「毎日毎日、うんざりだなぁ…」という気分を少し変えるために、いつもと少しだけ違うことをしてみては?
少しだけ回り道をしたり、裏道を通ってみたり、通勤の道を少し変えてみると、景色が変わってお手軽に新鮮な気持ちになれますよ。
◎「ここを乗り切ったら成長する!」と自分に言い聞かせる
仕事で、苦手なことや面倒なことがあると、ずる休みしたくなりますよね。
でも休まないで努力したら、その壁を越えられます。
休まずに行けば、自分でも“頑張ったな!”と充実感を感じられるでしょう。
行ってみたら意外に乗り切れちゃった、ということも多いですよ。
それを積み重ねていくと、「苦手だなぁ…」と思っていたことが、いつの間にか何とも思わなくなっています。
それでもムリ…仕事に行く気になれないときは?
今までいろいろ試して乗り切ってきたけど、「今日はどうしてもムリ!休ませて~!」という時の、奥の手!?です。
◎目覚まし時計をかけないで寝てみる
明日はどうしても行きたくない、「でも、上手くずる休みの言い訳ができなさそう…」という時は、目覚ましをかけずに寝てしまいます。
もし、自然に仕事に行く時間に起きられたら、「体はまだまだ元気、大丈夫!」ということなので行きましょう!
目が覚めて完全に遅刻だったら、すごく焦りますよね。
とりあえず早く出勤しようとバタバタ準備。ずる休みしようなんて気持ちも吹っ飛びますよ。
ただし、遅刻して怒られる覚悟が要ります(笑)
◎仕事を抱えすぎでは?放り出せる仕事は放りだす!
保育士さんは持ち帰り仕事がたくさんあります。
真面目な先生や頑張りすぎてしまう先生だと、やります!と余計仕事を抱えてしまします。
そして自分の限界を超えてしまい
「一日だけずる休みして、この仕事片づけてしまいたい…」
と思ってしまうことはないでしょうか。
頑張るのは素晴らしいことですが、自分の容量オーバーしてしまっては、かえって周りが困ることもあります。
適度に頼ることも大切ですよ。
◎子どもたちに協力してもらう
とりあえず仕事に行きます。でも、今日は元気な子どもたちと向かい合うパワーがない…と思ったら
とお願いしてしまってはどうでしょう?
- 「大きな声が出せないから、静かに話を聞いてね」とか
- 「今日は外遊びじゃなくてお部屋で製作をしよう」とか
具体的に何か頼んでみたら
- 「大好きな先生が、しんどいなんて」
と聞いてくれるのではないでしょうか。
ただ、年齢が小さいクラスや、複数担任のクラスでは、なかなか使えない手ですが…。
◎仕事していることに感謝をする
今、保育士さんは引く手あまたです。
しかし、仕事が見つからない人や、身体的な理由で仕事に就けない人、家庭の事情で働けない人など、働きたくても働けない方は世の中にはたくさんいます。
と感謝の気持ちを持てば、「ずる休みなんてしてはいけない!」という気持ちになれるかもしれません。
◎どうしてもずる休みしたい気持ちが続くなら…職場を変えるのもあり
「一日、ずる休みしちゃった。でもリフレッシュできなかった…次の日も行きたくないなぁ…」
全然この気分から抜け出せない、毎日憂鬱でたまらないというほどになったら、ずる休みというレベルではなくなってしまっていますね。
信頼できる人に相談したり、できる努力はしてみたけど「どうしても…」という方は、思い切って転職を考えてみるのもよいかもしれません。
求人サイトで自分が住んでいる地域の求人を見たり、転職アドバイザーの方に仕事の悩みを相談してみるだけでも良いと思います。
意外と住んでいる近くに良い職場が見つかったり、または、他の園と見比べることで、自分の職場の良い面に気づけるかもしれません。
終わりに
実は私も若い頃は、何度かずる休みをしたことがあります。
その時はスッキリしたなという気持ちが半分
「迷惑かけちゃったなぁ、もうちょっと頑張れたかなぁ」
という気持ちが半分くらいだったという感じです。
でも、社会人になって20年以上経った今は、ずる休みをすることはないです。
年齢を重ねて、「ずる休みなんて社会人としてどうなのか?!」という常識がやっと身についたのでしょうか(笑)
あるいは職場が変わってから、気持ちに余裕ができたのもあるかもしれません。
ずる休みするもしないも、あなた次第ですが、できればしないで、上手く乗り切って頂けたらいいなぁと思います。
また、一時的なものではなく深刻に悩んでいる方は、潰れてしまう前に、休むことや職場を変えることも真剣に考えてみて下さいね。
<仕事で深刻に悩んでいる方は>
「今日はちょっとサボりたいなぁ」くらいのことは誰にでもあることですが
・「仕事のことを考えて休日も憂鬱になる…」
・「毎朝起きると、泣きたい気持ちになる…」
といったレベルで悩んでいる方は、このまま放っておいてはいけません!
しばらく休みを取ってみたり、働きやすい環境へ移ることを検討してみるのも良いかもしれません。
職場の環境や働き方は、保育園によっても大きく変わってきます。
今すぐ転職する気がなくても
・「住んでいる地域にどんな保育園があるのか?」
・「自分がのびのびと働けそうな園があるのか?」
くらいは一度チェックしてみるのも良いでしょう。
「仕事の悩みを解消して、新年度からは新しいスタートを切りたい」という方は、情報収集を始めてみる良いタイミングかもしれません。