プリスクールとは、英語を日常的に使いながら生活する未就学児用の施設のことです。
保育士の資格を生かして働くことができるため、転職先の候補にも挙げられます。
ここでは、プリスクールへの転職情報をご紹介していきます。
目次
プリスクールってどんな仕事?主な仕事内容とは
日本人の子どもをバイリンガルに育てるために、また外国人の子どもに幼児教育を受けさせるために通わせるのがプリスクール。
日本の子どもも外国の子どもも混ざって生活している施設も多いので、英語は必須と言われますが、具体的にはどのような仕事内容なのか見ていきましょう。
プリスクール職の主な仕事内容①:保育を行う
プリスクールと言っても、保育施設・幼児教育施設であることに変わりはないので、子どもの保育がメインの仕事です。
子どもと一緒に遊んだり歌を歌ったり、身体を動かしたり絵を描いたり…
様々な活動を行いながら、子どもの生活を豊かにしていきます。
プリスクール職の主な仕事内容②:英語でコミュニケーションする
一般的な保育施設と異なる点は、やはり英語を多用すること。
日本語と英語を同程度に使う施設もあれば、英語のみで生活する施設もあります。
そのような施設では子どもだけでなく保護者との会話も英語で行う必要があるため、日常会話を英語で話せるというのが最低条件となります。
また、手紙や連絡帳への記入も英語で行う施設も多いです。
そのため、英会話だけでなく英語力全般が必要となり、応募の際にTOEICの点数を問われるケースも少なくありません。
しかし、中には英語力を問わない施設もあるので、英語の必要度合いはプリスクールによってかなり差があるようです。
プリスクール職の主な仕事内容③:環境設定や打ち合わせなど保育準備
一般の保育施設と同様、保育や教育を行うので環境設定も欠かせません!
子どもたちが毎日楽しく過ごせるよう教材や玩具の準備や片付け、清掃、作品の展示等、保育士の仕事と同様な雑務も行います。
他のスタッフとの打ち合わせなども場合によっては入ってきます。
プリスクールの給料や待遇はどのくらい? 実際の求人例も紹介!
プリスクールで働く場合、気になるのが給料がどのくらい出るのかということや、待遇がどうなっているのかということ。
そこで、具体的な求人例を紹介しながらご説明します。
プリスクールの給料や賞与について
プリスクールの求人は正職員、アルバイト・パートの非正規雇用のどちらも出ています。
一般的な保育士に比べると、やや高めに設定されていることが多いようですね。
ただし、賞与額等は施設によって様々なので、年収には幅がありそうです。
平均的な給料(正職員の月収)
25万円程度
平均的な給料(アルバイト・パートの時給)
1300円程度
※正職員の賞与は年1~2回、月収2~4ヶ月分が平均
プリスクールの求人の一例
求人例その①
勤務地 | 神奈川県横浜市 |
勤務時間 | 7:30~19:00のうち8時間 |
月給 | 24万円~30万円 |
賞与 | 年1回 |
手当 | 有給休暇、社会保険完備、交通費支給、年3回長期休暇(1週間) |
求人例その②
勤務地 | 東京都世田谷区 |
勤務時間 | 9:30~18:30のうち8時間 |
月給 | 21万円 |
賞与 | 年2~4回 (ミニ賞与) |
手当 | 有給休暇、社会保険完備、交通費支給、夏季休暇・GW・年末年始休暇あり |
保育士からプリスクールに転職する魅力とは?
では、プリスクールで働くことには保育士と比べてどんなメリットがあるのでしょうか。
保育士からプリスクールに転職する魅力①:少人数でアットホームに働ける
プリスクールは保育園に比べて少人数のクラスがほとんど。
スタッフ一人当たりの子どもの数が少ないので、目が行き届きアットホームな雰囲気で過ごすことができます。
大人数を相手にするのが苦手だったり、しんどいと感じたりしていた人には魅力的な環境ですね。
保育士からプリスクールに転職する魅力②:自然と英語に触れることができる
英語が得意な人はその力を生かせるのはもちろん、英語をさらに身につけることができるのもメリット。
英語力を問わない施設もあるので、英語に興味のある人は、プリスクールで働くことで子どもたちと一緒に英語を学ぶことができますね。
保育士からプリスクールに転職する魅力③:資格を活かして新しい仕事ができる
保育士として働いてきた経験や資格を生かしつつ、それまでと全く違う環境で仕事ができるのも魅力的です。
プリスクールでは独自の保育方針を掲げており、個性的な職場が多いため、新しい気持ちで仕事に取り組めて転職した意味が大いにありそうですよ。
保育士からプリスクールに転職を成功させるためのポイント
最後に、プリスクールへの転職を成功させるために、押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。
転職を成功させるポイントその①:無理のない職場を選びましょう
プリスクールでは、求められる英語のレベルが施設によってかなり異なります。
英語がもともと得意で日常会話にも問題ないレベルなら選択肢はかなりありますが、英語に興味がある程度の場合、安易な気持ちで転職すると苦労します。
英語力を問わない施設もあるので、無理のない環境かどうか見極めてから応募するようにしましょう。
転職を成功させるポイントその②:施設を見学しましょう
プリスクールには、日本人の子どもが英語に触れるために通うものもあれば、外国人の子どもがメインのところもあります。
保育方針も施設によってさまざま!
気になる施設のHPをチェックするのはもちろん、実際に足を運んで見学し、保育内容や雰囲気などを自分の目で確かめておきましょう。
転職を成功させるポイントその③:給料や待遇を比較!
プリスクールは保育園よりも給料や待遇の面で有利なことが多いです。
とは言っても、劣悪な労働環境や待遇の悪い求人がないとも言い切れません。
プリスクールだからと言って油断は禁物!
複数の施設の求人を見て、月給・時給、手当などを細かく比較してみましょう。
前職場で不満だったことが改善されるような転職にするために、漏れなくチェックすることが大切です。