保育士は必見!これだけは抑えておきたい保育園の福利厚生について

せっかく心機一転、新しい園に転職したのに、いざ働いてみたら、

「忙しくて残業ばっかり、おまけに残業代が全然出ない…」とか、

「えっ、保険かけてくれないの?!」

なんてことでは、転職した意味がないし、やる気もなくなってしまいますよね。

こんなことにならないように、転職活動の際は、福利厚生についてもしっかりチェックしておきましょう。

そもそも福利厚生って何?

福利厚生とは、本来は、通常の給与にプラスして支給する、非金銭的な報酬のことを指します。

例えば、保険、住居の提供、資格の支援などです。

しかし、金銭的な支給、いわゆる手当についても、一般的なイメージで福利厚生だと思われていますので、ここでは、広い意味での福利厚生ということで、手当も含め説明していきます。

保育士が抑えておくべき福利厚生の種類

①社会保険

社会保険とは、国の社会保障制度のことです。

主なものは、「雇用保険」「労災保険」「健康保険」「厚生年金保険」の4つです。

採用情報に、「社会保険完備」と記載されているときは、この4つの保険に加入しているということです。

4つの保険の内容を簡単に説明します。

①雇用保険

失業した際に、一定の条件を満たせば、失業保険を受け取ることができる。

②労災保険

業務中や通勤中の事由による、ケガや病気の際に、受け取ることができる保険。

③健康保険

ケガや病気をした時に、医療費の負担が軽減される保険。

④厚生年金保険

年齢などの一定の要件を満たした時に、老齢年金が給付される保険。

②保険以外の福利厚生

①休暇

有給休暇、産前産後休暇、育児休暇、慶弔休暇などがある。

②住居

借り上げ住宅、社員寮など。

③資格支援

業務上必要であったり、役立つ資格を取る際の、経済的支援。

④福利厚生施設

保養所や社員食堂、運動施設などを指す。

⑤余暇の補助

社員旅行やクラブ活動、芸術鑑賞などの、機会を提供したり、経済的支援をしたりするなど。

③手当

一定の要件に当てはまる労働に支給される、さまざまな手当があります。

事業所により支給の制度や種類は異なりますが、主なものに次のような手当があります。

①通勤手当

通勤の際の交通費が、一部または全額支給される。

②住宅手当

家賃の一部、または全額が支給される。

③扶養手当

扶養している家族がいる場合に支給される。

④時間外手当

一日に8時間を超えて残業をした場合や、休日出勤をした際に支給される、割り増し賃金。

⑤資格手当

業務に役立つ資格や免許を保持している場合に支給される。

⑥役職手当

管理職など、一定の役職に就いている場合に支給される。

⑦賞与

いわゆるボーナスのこと。

有給休暇や育児休暇が取れない!?保育園にありがちな、福利厚生の落とし穴

①有給はあるが取得できない!?

保育園で一番よく聞くのは、“有給休暇が取れない!”という話です。

本来有給休暇は、労働者に必ず保障されていて、取得の際は理由も問われないという性質のものなのですが、

忙しかったり、担任が交代すると子どもが不安になったりするなどの理由から、保育園ではなかなか使えないという実情があります。

有給休暇を消化させるために、お盆休みやお正月休みの時に取得させる園も多いようです。

②残業代が出ない「サービス残業」に注意

それとともによく聞くのは、“残業代が出ない!”という話です。

残業代は、本来8時間以上労働したら必ず出さないといけない賃金なのですが…。

持ち帰り仕事やサービス残業が多くないか、事前にできればチェックしておきたいところです。

③正社員でない場合は社会保険に加入できるか確認を

また、“正社員じゃないから保険に入れなかった”という話もよくあります。

私が実際に直面した例ですが、パート勤務でも雇用保険には必ず加入していると思い込んでいたのに、

退職する時に初めて、雇用保険に加入していなかったことが判明し、失業保険を受け取ることができませんでした。

週20時間以下の労働者には、必ずしも加入させる義務がないという雇用保険の決まりを知らなかったのです。

転職の際は、最低限の福利厚生の知識は身につけておき、その園にどんな福利厚生があるのかチェックしておいた方がよいです。

保育園の福利厚生、どうチェックすればいい?

転職活動をする時に、どうやって福利厚生をチェックすればよいのでしょう?

求人情報の広告やサイトを見る時には、お給料だけでなく、福利厚生に関する記述をよく見て下さい。

ハローワーク求人票や、最近では転職サイトの求人欄にも詳しく記載されていることが多いです。

例えば、以下は「保育士バンク」の求人票の一例ですが、保育園を検索して、下の方を見ていくと「福利厚生」について詳しく書かれていますね。

賞与の目安も書かれているようです。

また、面接の時に、福利厚生について質問するのは難しいかもしれません。

もし聞くとしたら、面接が一通り終わって、最後に確認させてもらう方がいいですね。

あまりにも根掘り葉掘り聞くと、仕事への熱意よりも、自分の都合優先なのかなと思われてしまう可能性があるので、

自分がどの福利厚生を重視するのかを決めておいて、そこに絞って聞く方がよいと思います。

例えば、一人暮らしの方なら住居についてや、いずれ出産を考えておられる方なら、産休、育休についてなどが気になりますよね。

失礼のないように、「恐れ入りますが、○○について確認させて頂いてもよいでしょうか」などと、丁寧に聞いて下さい。

あとは、転職サイトを利用している場合は、担当者に福利厚生の気になる部分について代わりに聞いてもらうのも一手です。

担当者は、あなたと保育園の中立の立場ですので、就労条件の確認や交渉がしやすい立場にあると言えます。

福利厚生が充実している職場は、社員を大事にしてくれる良い職場である可能性が高いです。

転職活動の成功のために、福利厚生についても心に留めておいて下さいね!

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