この記事では「苦手な先輩保育士との付き合い方」についてお話ししたいと思います。
出勤時に「今日もあの先生と顔を合わせなきゃいけないのか…」とため息がでることありませんか?
意外とチームプレイが問われる保育士の現場では、先輩との付き合い方がかなり重要ですよね。
「先輩にビクビクしなくてはいけなくて、のびのびと保育ができない…」という方も多いはず!
どの保育園にもいるの?怖い先輩や苦手な上司
女子校でもよく聞く話ですが、意外と女同士のほうが上下関係が厳しかったり、体育会系だったりするものですね。
当然、保育士の悩みの中でも上位にくるのが人間関係、特に怖い先輩や上司との付き合い方に悩む人は多いのではないでしょうか?
◆掃除や雑用はすべて新人の仕事
◆「見て覚えて!」と何も教えてもらえない
◆保育中に子どもの前で怒られる
◆活動案を丸投げされた上に全部却下
◆服装や髪形についてネチネチいやみを言われる
◆気分次第で急に冷たくなったり無視される
いかがですか?
皆さん1つや2つは経験したり見たことのある場面ではないでしょうか?
園によっては、年度ごとに主任たちが保育士を査定するのでみんなびくびく過ごしている、なんて職場もあるようです。
怖い先輩保育士と付き合っていくには
怖い先輩がいたとしても、実際仕事をしていく上でそういう人と関わらないわけにはいきませんよね?
でも、どう接していいか分からないし…。
だいたい、怖いと思われている人は他の人にも同じように思われているはずです。
同期や経験年数の近い人を見渡してみてください。
同じ先輩の被害にあっている仲間はいませんか?
最初から思い切り先輩の悪口を言うのはよくありませんが、例えば誰かがその先輩にチクリと言われているのを発見したら、後から
と探りをいれてみたり、きっかけがないなら、休憩中や仕事後の着替えの時などにさりげなく
と相談してみたり。
きっと「え?○○先生そんな人じゃないよ!」なんて返事が返ってくることはないと思います。
「待ってました!」とばかりに「私もね…」と盛り上がるかもしれないし、少なくともたいていの人ならあなたの話に親身に耳を傾けるくらいはしてくれるでしょう。
同調してくれる仲間が見つかれば、それだけで心強いはずです。
愚痴を言い合うだけでなく、その先輩と「こうしたらうまくいった!」なんて話も聞けるかもしれません。
家族や恋人、友人に話を聞いてもらうこともできますが、実際に同じ場にいて同じような経験をしている同僚に話すのとは、話した後のスッキリ感がまるで違います!
…ただし、先輩の陰口を言っていた、なんて誤解が本人に届くことがないように、人選びは慎重に。
相手も同じ子ども好きの保育士、もしかしたら、あなたとの付き合い方が向こうもわからないのかもしれません。
自分から仕事の相談をしたり、受け持っている子どもの話をしてみたり、もしできそうだったら思い切ってプライベートの話をふってみてもいいでしょう。
少し話が変わりますが、これは苦手な保護者に対しても同じことが言えます。
保護者とは、先輩保育者以上にコミュニケーションをとることが大切です。
「保護者対応の練習!」くらいの気持ちで苦手な先輩にも歩み寄ってみてください。
いじめや嫌がらせは我慢しないで相談を!
怖い先輩との付き合い方のヒントをご紹介しましたが、「怖い」を通り越してあまりにも理不尽ないじめや嫌がらせを受けている人もいるでしょう。
保育のことではなく人間性自体を否定される、一人だけをしつこく(時には複数の先輩で)攻撃する、あまりにも無理難題を押し付けられる…。
これらは明らかに先輩としての指導ではなく、ただのいじめです!
家族や友人だけでなく、実際に状況を見ている同僚、できれば目上の上司にも相談しましょう。
(相談しにくいのであれば、例えばいじめてくるのが同じクラスの先輩保育士なら主任に、主任がいじめてくるのなら園長に、といった風に。)
「今まで助けてくれなかったから…」と躊躇するかもしれませんが
主任や園長には意外とトラブルそのものが見えていない場合もありますし、
保育現場での経験が長い人ほどこのようなトラブルには慣れているので、何か解決策をみつけてくれるはずです。
どうしても無理なら職場を変えるのも一手
上司にも相談できる環境ではない、または相談しても状況が改善しない場合には、他の園に移るなど環境を変えるのも一つの方法です。
実際、人間関係を理由に転職する保育士はとても多いのです。
せっかく保育士になったのに、職場の人間関係がストレスとなって仕事を楽しめていないのは悲しいことですよね…
いまの職場で仕事自体が嫌になってしまいそうなら、自分が働きやすい職場を探し始めてみても良いかもしれませんね。
周りの人に相談して客観的な意見も取り入れながら、今後どうするか考えていってみてください。