保育士はノイローゼになりやすい?原因と対処方法とは?

Kei先生

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こんにちは!保育士のKeiです。

この記事では「保育士のノイローゼ」についてお話ししたいと思います。

 

育児ノイローゼという言葉は一般的に使われていますが、「保育ノイローゼ」という言葉はあまり一般的ではありません。

私も転職をした先で楽しく仕事ができず「保育ノイローゼ」という言葉をネットで検索したことがあるのですが、何も出てこなかったという経験があります。

Kei先生

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ですが、保育士のノイローゼは珍しいことではありません。保育ノイローゼとはどんなものなのでしょうか?

保育士のノイローゼとは?どんな状態になる?

ノイローゼとはストレスなどが原因で精神面や身体に様々な症状が表れることです。

医療的な側面ではその身体症状など、細かく分類されていますが、ここでは「自分がノイローゼと感じたらノイローゼ」だと考えていきます。

Kei先生

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保育士のノイローゼは広い意味で「仕事が楽しく感じられない」ことを指しています。

「保育士はなぜノイローゼになりやすいのか?」その原因を探っていきましょう。

保育園におけるノイローゼの3つの原因とは?

Kei先生

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保育士のノイローゼは主に「同僚」「保護者」「子ども」の3つにどれかが原因となっています。

すなわち人間関係が原因であることが圧倒的に多いのです。

それぞれがどのようなことなのか考えていきましょう!

①同僚が原因

職場の人間関係は保育士が最もストレスを抱えやすく、ノイローゼの原因となりうるものです。

残念なことではありますが、人間関係が良好と言えない保育園は少なくないのです。

「職場の人間関係」については後でも述べますが、「子どもがノイローゼの原因」ということにもつながるところが怖いところです。

このように同僚が原因のノイローゼは多くの保育士が苦しんでいることであり、難しい問題なのです。

②保護者が原因

モンスターペアレンツという言葉が広く使われていますが、そういう親でなくても保護者対応はノイローゼの原因になります。

苦情、無茶な要望、そもそも関わりづらい人…

色々な人がいて、その一人ひとりと向き合わなくてはいけない保育士は大変です。

しかも「相手が変わる」ということは、なかなか望めないのがつらい現実です。

いかに日ごろから、自分でストレスを発散しノイローゼになることを防ぐか、対策はこれに尽きると言えます。

③子どもが原因

「子どもと関わっていて楽しく感じられない」
「子どもが言うことを聞いてくれない」

Kei先生

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このように感じたことがある方も少なくないのではないでしょうか?

実は私が「保育ノイローゼ」だと感じた時は子どもが原因でした。

「とにかく子どもの対応が辛くて楽しく感じられない、クラスもめちゃくちゃで大変…」

そんなことばかり毎日思っていました。

Kei先生

Kei先生
保育士が子どもとの関わりを楽しめないことは本当に辛いことですよね…

ノイローゼかなと思ったら無理せず適切な処置を!

Kei先生

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ノイローゼになってしまったら無理をしてはいけません!

少し休みをもらったり、できないことは「できない!」とはっきり言ったりして心と身体のメンテナンスをしましょう。

ひどい場合は精神科や心療内科で受診することも必要です。

「自分が我慢すれば・・・」などと思うことは禁物です!

もっとひどくなってしまいもっと辛い思いをすることになるかもしれません。

Kei先生

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「ノイローゼかな」と思ったら、無理せず、少し休んだり受診することが大切です。

子どもの乱れは大人の乱れ

Kei先生

Kei先生
保育士がノイローゼになった場合、休む以外方法はないのでしょうか?

実は子どもがノイローゼの原因になっている場合には改善する余地があるのです。

子どもたちが乱れている原因は、主に保育士側にあることが多いです。

Kei先生

Kei先生
保育士がきちんと連携を取り、同じ方向で保育をすれば子どもたちは安定してきます。

私も「子どもが原因でノイローゼ」だと感じていたそもそもの原因は「保育士間の連携のまずさ」にあることに気付きました。

ノイローゼの原因と思っていた子どもたちを2年後、他の先生と組んで受け持ったときは、「ノイローゼは何だったんだ?」というくらい楽しく仕事ができました!

Kei先生

Kei先生
いまの職場で連携はしっかり取れていますか?同僚との関係性は健全ですか?

連携を取り子どもが落ち着いて生活できるようにする

では連携はどのように取れば良いのでしょうか?

Kei先生

Kei先生
「そもそも人間関係が悪い場合はどうすれば良いのか?」考えていきましょう。

①自分がリーダー保育士の場合

「リーダーである自分の考えを組んでいる保育士がわかってくれない!結果子どもたちが荒れてしまっている…」

Kei先生

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このように苦しんでいる保育士さんもいるのではないでしょうか?

まずは、原因が大人たちにあるということを受け止めましょう。

そして「話し合う場を作る」のも良いと思います。リーダーですから、それぐらいの権限はあります。

担任間で話し合いをして改善できることが出てくるかも知れません!

それでもダメな場合、あるいは人間関係が悪くてとても話し合えない場合、上司に相談してみるのも一つの手です。

上司に相談することで、「第三者はクラスの状況をどう見ているか?」知ることができます。

Kei先生

Kei先生
場合によっては、職員の配置を考えてくれることもあると思いますよ。

 

リーダーだから全ての責任を背負うのではなく、同じ方向を向くための工夫をしたり、相談する相手を作ったりしておくことで、負担を軽くしましょう。

その結果が子どもの生活を落ち着かせ、自分のノイローゼも良くなることがあるのです。

②自分がリーダー保育士ではない場合

Kei先生

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自分がリーダーではない場合、まずは自分のことを振り返ってみましょう!

 

「リーダーの考えを理解しているか?」
「クラスに協力はできているか?」

子どもが荒れていてノイローゼになっている場合、他の保育士も同じように感じていることが多いです。

Kei先生

Kei先生
勇気を出して、リーダーに直接相談をしてみるのも大事です!

 

ここでも人間関係などから相談できないといった問題が出てくるかと思います。

そういった場合は、やはり上司に相談をしてみましょう!

中でも主任には「保育士をまとめる役割」があります。

主任を通してリーダーに伝えてもらったり、あるいはクラスの様子を見てくれたりします。


そんなことをして余計に人間関係が悪くなる…

 

という心配もあるかも知れませんが、既に人間関係は悪いのです。

何もしないで日々ノイローゼに苦しむよりは、誰かに話したり相談したりする方が楽になると思いますよ!

Kei先生

Kei先生
一人で抱え込まないことが大切ですよ。

 

職場で改善が見込めないときは転園も一手

Kei先生

Kei先生
保育士のノイローゼの原因はほとんど人間関係です。

 

そして、多くの場合は大人同士の関わりです。

子どもとの関係に苦しんでいる人も、本当の原因は大人にあります。

厳しい話かもしれませんが、職場の人間関係が原因となっている場合は

周囲の人が変わってくれない限り、あなたが努力しても一向に改善が見込めないこともあるかもしれません…

Kei先生

Kei先生
ずっといまの園で保育士を続けている方は転園も視野に入れてみませんか?

 

職場が変わると人間関係もリセットされるため、これまでの悩みもあっさりと解消されるかもしれません。

いまは保育士不足で、どこの園でも保育士さんは重宝されているため、転職には有利な状況です。

今すぐ転園しないにしても、住んでいる地域でどんな求人を調べてみたり、気晴らしも兼ねて他の園を見学に行ってみるのも良いかもしれません。

何か違うな…」と思ったら、止めればいいだけです。

Kei先生

Kei先生
まだまだ先は長いです。自分の身体を大切にして頑張ってきましょうね!
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