可愛い子どもたちに囲まれて、笑顔あふれる仕事をしたい!保育士を志した方はみな、理想があって職に就いたはずです。
しかし実際に現場に入ってみると、びっくりするようなことが沢山あるもの。
子どもたちの成長を見守る保育士の仕事の、理想と現実からくる悩みについて考えていきます。
保育士を1ヶ月で辞めたい人が抱える3つの悩みとは?
希望にあふれて現場に入り、最初のひと月でつまづく悩みについて考えます。
保育はなんといっても最初の月が一番大変です。
1ヶ月で辞めたくなる原因①
新卒の先生が配属されるのは「4月」だということが、他の業種と違って非常に負担が大きい理由です。
新しい環境に入る子どもたちは、入園やクラス替え当初、とても不安定なのです。年齢が低いほど、
お母さんと離れた不安は大きく、慣れない新任の先生がどれだけ気を引いても泣いている状況かもしれません。
このことが、子どもの名前もまだ覚えていない新任の若い先生にとっては「うまくいっていないのではないか」と思ってしまう原因になります。
1ヶ月で辞めたくなる原因②
このとき、先輩の先生方もクラスをなんとかまとめるために必死です。新任の先生に丁寧に仕事を教えている余裕はほとんどないのです。
新任の先生は、自分が何をすればいいか分からないし、尋ねることもできないような状況でも、なんとかその場の保育にあたらなければなりません。
「仕事を教えてもらえない。」「冷たくされているような気がする」と感じることも。
1ヶ月で辞めたくなる原因③
子どもの集まる現場に慣れていない先生は、子どもたちと同じように感染症をもらいやすいです。
入園の頃はまだ寒い日もあり、インフルエンザや胃腸炎なども流行が終わっていません。
毎日の保育で疲れていると、すぐに風邪をひいて寝込んでしまいます。
学生の頃はこんなに風邪をひかなかったのに、と気持ちも弱くなってしまうものです。
保育士を1ヶ月で辞めたくなっているときに考えたい3つのこと
①子どもたちが懐いてくれなくて辞めたいと思っているときは
子どもたちに拒否をされると、先生も泣きたくなることがあるでしょう。
そんなときは「お母さんの方がいいよね、お母さんにはかなわないけど、先生も抱っこしたいんだ」などと、
子どもの気持ちを代弁しながら保育にあたると、少し冷静な気持ちで仕事にあたることができるものです。
また、ベテランの先生は子どもたちに安心感を与えるのが上手ですが、
子どもたちの中には「保育のプロではなくて、家庭の匂いのする女性」の方が安心できるタイプの子もいるものです。
とくに、おとなしくてあまり自分を出さないような性格の子は、少し動きがゆっくりな新任の先生の方が、合っていることがあります。
明らかに手のかかる子から拒否されても、他の子をしっかりホールドしているだけでも、クラス運営にとってはとても助かるものです。
相性の良い子との信頼関係を築くことから、始めていくといいと思いますよ。
②先輩先生から冷たくされ、辞めたいと思っているときは
自分ばかりがうまくできていないような気がするときは、先輩先生のこともちょっと見てみてください。
きっと、先輩先生もそれほどうまく保育ができていないのです!
どんなに素晴らしい先生でも、新しいクラスが始まった当初はてんやわんやしているのです。
「先輩も大変なんだな」と客観的に考えてみましょう。
今自分は何をしたらいいのかわからない時は、クラスの中の一つ上の先輩に尋ねるのが良い場合と、クラスリーダーに聞いてしまうのが良い場合があります。
どちらが良いかは、人間関係の雰囲気次第なので、最初は訊く人を間違えることもありますが、その点でくじけることはありません!
気持ちよい答えを返してくれる人に尋ねながら、徐々に仕事を覚えれば大丈夫です。
うまくできなくても、保育室での自分の1日が終わることだけで100点です!
③体調を崩しやすくて辞めたいと思っているときは
子どもたちは体調が悪くても、マスクをつけたり嘔吐のタイミングを教えてくれたりしないので、保育の現場は非常に感染症が流行します。
これまでと同じように生活していると、あっというまに感染症をもらうので、うがい、手洗いは保育中でも行いましょう。
マスクも、感染予防のために使わせてもらうようにしましょう。
ベテラン先生は、ウイルスや菌に対して耐性ができているので、マスクをしなくても元気に過ごしているかもしれませんが、
新任の時は少し気を使いすぎるくらいでちょうど良いです。
保護者と接する時はマスクをずらすなど気配りをしながら自衛すれば、苦言を言われることはないと思います。
保育の仕事で、新任の頃に体調を崩すのはあたりまえのことです。
体調不良の時は正直に話して休ませてもらいましょう。
そのうちに、自分自身も強くなっていきます。
保育の仕事は、想像以上にハードです。
ですが、その大変さを子どもたちと一緒に少しずつ乗り越えると、3月のクラス替えの頃には、
今まで経験したことのない子どもたちへの愛おしさが育っていることにびっくりするものです。
まずは1学期の4か月、夏期保育に入るまで頑張っていただければ、と思います。
応援していますよ!
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