保育士から児童館スタッフへの転職!仕事内容や給料、求人探しや転職活動のポイントについて

保育園で保育士として経験を積んだ人を求める職場の中に児童館があります。

資格や経験を生かせる職場であり、保育園とは違った魅力もある児童館は保育士の転職先としても密かな人気を集めています。

ここでは、児童館スタッフへの転職を考えている人のために役立つ情報をご紹介します。

児童館ってどんな仕事?主な仕事内容とは?

児童館とはどんなところで、どんな仕事をするのかよく知らないという人も多いようですね。

まずは、児童館スタッフの仕事内容についてお伝えします。

児童館スタッフの主な仕事内容①:18歳未満の子どもたちへの遊び場の提供

児童館は、18歳未満のすべての子どもたちが楽しく遊べる場所です。

身体を動かす遊びやおもちゃを使った室内遊び、工作、読書など、子どもたちが思い思いに好きな遊びを安心してできるために作られた施設です。

子どもたちは好きな時間に来て帰るので、スタッフは受け入れや遊びの見守りを行い、時には子どもたちと一緒に遊ぶこともあります。

安全な遊び場を提供するためには、環境設定や準備、片付けなども大切な仕事です。

児童館スタッフの主な仕事内容②:未就園児の親子への子育て支援

午前中は主に未就園児の親子が集う場となります。

子どもの遊びを見守りつつ、保護者の話し相手になることもあります。

また、未就園児の親子を対象としたイベントを行うことも。リトミックや読み聞かせなど、

小さな子どもが楽しめる内容のイベントを企画する仕事もあるので、保育士としての経験を生かせますね。

児童館スタッフの主な仕事内容③:放課後の児童クラブ

小学生の放課後の居場所づくりとしての役割もあります。

学童保育と同様に、放課後に小学生を預かり、宿題を見たり一緒に遊んだりする仕事です。

子どもの受け入れから、夕方に自分で帰宅する子どもの見送り、夜迎えに来る保護者への対応も行います。

児童館スタッフの給料や待遇はどのくらい? 実際の求人例も紹介!

様々な業務を行う児童館の職員。

保育園勤務だった頃と比較して、給料や待遇にはどのような違いがあるのか気になりますよね。

そこで、児童館スタッフの給料の平均や、実際の求人情報を見ていきましょう。

児童館スタッフの給料や賞与について

平均的な給料(月収)

20万円程度

平均的な賞与

年1~2回 (3ヶ月分 程度)

※支給額は施設によって変わってきます。

児童館スタッフの求人例

求人例その①
勤務地 東京都目黒区
勤務時間 9:00~20:00 (学校休業時8:30~17:15)
月給 19.3万円
賞与 1.5ヶ月分
手当 退職金制度、社会保険完備、社宅制度、家族手当、資格手当、通勤手当など

>>求人の紹介ページ

求人例その②
勤務地 埼玉県所沢市
勤務時間 (平日) 早番 8:45~17:45 / 遅番 10:00~19:00
(学校休業日) 早番 8:00~17:00 / 遅番 10:00~19:00
月給 19.1万円
賞与 3.8ヶ月分
手当 退職金制度、社会保険完備、産休育休あり、住宅手当、交通費支給、インフルエンザ予防接種半額補助

>>求人の紹介ページ

保育士から児童館スタッフに転職する魅力とは?

給料面に関しては、保育園勤務の保育士と大きな差はないようですね。

では、保育園から児童館へ転職するメリットについて、具体的に見ていきましょう。

保育士から児童館スタッフに転職する魅力①:幅広い年齢の子どもと関われる

保育園勤務との違いは、18歳未満の子どもが集まる場であるということ。

未就園児も来ますが、小学生未満の子どもは親と一緒に来るため、保育はありません。

様々な年齢の子どもと関われるのは保育園とは違ったメリットですね!話も通じやすく、

遊びもより高度なので学ぶことも多いのではないでしょうか?

保育士から児童館スタッフに転職する魅力②:保育士のスキルを生かせる

保育士を募集している児童館も多く、資格や経験を生かしながら違う環境で働けるのは大きな魅力ですね。

特に子育て支援業務では、未就園児を対象とした絵本の読み聞かせや手遊びなどの小イベントを行うことがあります。

保育士として活躍できる場となりそうですね。

また、保護者に対して相談に乗ったりアドバイスしたりすることもできるでしょう。

保育士としての経験があるから、即戦力となれる職場なのです!

保育士から児童館スタッフに転職する魅力③:仕事量や精神的な負担が減る

未就園児は保護者と一緒に過ごすので、見守りはしますが預かるわけではないので、責任の重さは保育園とは全く違います。

児童クラブでは預かりの責任は生じますが、相手は小学生なので、それほど手はかからないです。

また、利用者は日によって違うので、細かい記録や指導計画なども必要ありません。

イベントの準備等はありますが、保育園ほど頻繁ではなく、内容も軽めです。

全体的に、仕事量も少なく精神的な負担は軽減されるでしょう!

保育士から児童館に転職を成功させるためのポイント

児童館の仕事は魅力的に感じられたのではないでしょうか。

最後に転職のコツについてお伝えします。

転職を成功させるポイント①:求人情報を見逃さないようこまめにチェック

児童館での仕事は人気がありますが、それに対して求人がとても少ないです。

児童館の数自体が少ないので仕方がないのですね。

特に公立の児童館に関しては転職サイトを見るだけでなく、自治体に問い合わせたり直接訪れて聞いてみたりして、求人情報を見逃さないようにしましょう。

転職を成功させるポイント②:雇用や働き方にこだわらない

児童館では常勤と非常勤のスタッフを置いていることが多く、非常勤から始めて常勤になった人もいます。

正規雇用で常勤という求人はとても少なく、求人情報を見つけるだけでも難しい場合もあるのです。

どうしても児童館で働きたいというのであれば、非常勤やパート・アルバイトも候補にした方が、採用される可能性は高まります。

経験を積めば、ゆくゆくは常勤や正規雇用を目指すこともできますよ。

転職を成功させるポイント③:小学生相手の大変さを覚悟しておく

未就園児の預かりがないので負担が減るとお伝えしましたが、小学生相手もラクというわけではありません。

もちろん、できることは格段に増え話も通じるので、手がかからないという面はあります。

でも、小学生は体力もあり知恵もあるので、遊び相手としては自分がついていけなくなってしまうこともあるかもしれません。

嘘が上手だったり反抗してきたりすることもあるでしょう。

特に児童クラブを任されたときに苦労するかもしれないということは、覚悟しておきましょう。

鍛えてもらおうというくらいの心づもりで臨むといいかもしれませんね。

編集部

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良い職場が見つかりますように!