この記事では、保育士から営業事務に転職したマキさんに、転職エピソードをインタビューしています。
マキさんよろしくおねがいします!
私は公立保育園で4年間働いていましたが、子育てと保育士の両立が難しくなり、営業事務の仕事に転職しました。
事務職の仕事内容や待遇、転職体験談について少しお話ししたいと思います。
目次
保育士と事務職の主な違いとは?
転職前 (保育園) | 転職後 (営業事務) | |
給料 | 19万6000円 | 18万円 |
賞与 | 6〜13万円 | なし |
勤務時間 | 7:30〜18:30 | 9:00〜15:00 |
残業時間 | 40時間+持ち帰り | なし |
休日数 | 約120日 | 約140日 |
男女比 | 10割女性 | 男性9割:女性1割 |
保育士から営業事務への転職「普段の仕事内容とは?」
・伝票整理とデータ入力
・電話の取り次ぎ
・来客対応 (応接室への案内)
・納品作業 (車で顧客先に配送)
・ホームページの更新作業
1日の流れは、出社したら玄関や給湯室やトイレなどの自分の持ち場を軽く掃除して、その後にデスクワークに移ります。
パソコンでのデータ入力や書類作成が中心で、たまに納品や発注などを頼まれることもあります。
あとはコピーを取ったり、シュレッダーをかけたり、紙ゴミをまとめたりと、事務所の掃除や片付けをしています。
保育士から転職して感じるメリットとは?
給与や待遇については、公立保育園に勤めていたころの方が良かったのですが、精神面では本当に楽ですね。
前と比べると、事務職では年収は下がりましたし昇給もありませんが、
- 時短勤務できること
- 仕事の負担がないこと
のメリットが大きく、「こっちの方がいい!」と思えています。
子どもがいることもあり、フルタイム勤務はやはり負担を感じます。
気楽に勤められる職場ならいいですが、保育の仕事は常に緊張感がありますし、休日も気が休まらなかったんですよね。
ですので、事務職になって「仕事の負担が減った」ということはかなり大きかったと思います。
保育士から転職して感じるデメリットとは?
時給で考えたら全然悪くはないのですが、給料が下がった分、家計を見直す必要はありました。
(まあ、それを差し引いても「いまの方が良いかな」と思っています。)
もし私が一家の大黒柱だったり、自分の収入が家計に大きく影響するならば、再び保育の仕事を探していたとは思います。
事務職よりも、公立保育園勤務の方が給与には恵まれていますからね。
保育士から事務職に転職しようと思った経緯とは?
敏腕保育士さんなら家庭も仕事も両立していけるかもしれませんが、私には難しく、仕事を続けていくことで「子育てが疎かになってしまうかもしれない…」と感じていました。
中には子どもを自分が勤める園に預けて保育士として働くママもいますが、私はできれば自分が勤める園には預けたくないなとも思っていました。
(自分の園の保育に疑問を抱いていたということもあるのですが…)
もちろん、パート勤務や代替要員の保育士という手もあったのですが、自分の中で続ける気持ちの糸が切れてしまったということもあり、退職することを決めました。
保育士から営業事務への転職方法とは?
仕事は辞めたものの、子どもが幼稚園にあがる頃には「働きたい!」という気持ちが自然と出てきました。
ですが、育児と仕事を両立させる必要があったので、「できるだけ負担の少ない仕事」を探した結果、未経験でもできる事務職を選びました。
仕事は求人サイトの「DODA(デューダ)」を使って探していました。
「給与はさておき、仕事が見つかるといいな…」
と少し心配していたのですが、幸い事務職の求人は多く、そこから応募してあっさりと決まってしまいました。
転職活動で大変だったことは?
「保育士に再就職しない理由」をどう言おうか、けっこう悩みました…
筆記試験はありませんでしたが、転職の面接では必ず前職のことは聞かれるので、その理由を考えるのが大変でした。
「保育士をやりたくなかった」とは言えませんし…
私の場合は「子育て」という理由があったので「子育てをする上で負担をかけたくなかった」と説明していました。
これから保育士から別の仕事に転職を考えている方は
「なぜ保育士を続けないのか?」
という理由をしっかりと考えておく必要があると思います。
営業事務の面接ではどのようなことを聞かれた?
職歴を一通り、面接担当者とおさらいするようなイメージです。
面接前に、自分で一度振り返っておくと良いと思います!
次に家族のことです。
「子どもが病気になった時はどうするのか?」
など仕事に関係する部分を聞かれました。
やはり、子どもがいる場合は「安定した勤務ができるか」という点を、雇う側も気にしています。
小さい子どもがいたら、急に帰らなくてはならないこともありますからね!
事務職への志望動機はどのように話した?
事務職への志望動機は、「勤務時間が短いこと」について触れました。
個人的には、事務職への熱い志望動機がある人は少ないと思っています。
ですので正直に
とそのまま伝えていました。
あとは保育士として書類の作成など事務仕事にも慣れていたので、そこもさりげなくアピールしていました。
保育士から転職するときにおすすめのサービスは?
民間の転職エージェントなら、「DODA」はとても使いやすかったです。
転職ははじめてだったのですが、登録してから連絡があって、カウンセラーの方がいろいろとサポートしてくれました。
保育士から事務職に転職した感想は?
保育士で働いていたときは、保育の仕事自体はもちろんのこと、
それ以上に周りの保育士さんや保護者の方への気遣いで、疲れてしまっていたところがありったと思います。
しかし今の仕事は、男性が多い職場であるためか、必要以上の気遣いがなく楽に感じます。
仕事自体を純粋に行えるので、のびのびと仕事ができてると思います。
もちろん保育の仕事も好きでしたが、「子供と接すること」以外の気遣いで疲れてしまって、仕事を楽しむことができていなかったように思います。
事務職への転職を考えている保育士さんへ
保育士から事務職へ転職することは十分に可能なことだと思います。
事務職の場合、電話応対や敬語をしっかり使えることが大事ですが、これは保育士さんは問題ないかと思います。
親御さんに連絡帳を書いたり話すことで鍛えられますからね!
求人の数は多く、転職して未経験から始める方も多いので、思っているよりも大変なことではないと思います。