保育士もいろいろな形があります。
時間や仕事の都合上パートやアルバイトという雇用形態で働く方は多くいらっしゃいます。
どんな形で働くにしてもまずは就職する前の関門として面接が待っています。
面接でよく聞かれる質問と共に、回答例やポイントも合わせてご紹介しましょう。
目次
パートの保育士に対して保育園側が気にしていることとは
正規の保育士だけでなく、保育園にはいろいろな形の保育士がいます。
それぞれに役割があり、みんなで保育園の先生として頑張っています。
では保育園側がパート保育士を雇う上で、どんなことが気になるかわかりますか?
1人の保育士を採用するのですから、条件がいい保育士にきてほしいと思うのは当然のことですよね。
パート保育士に対して保育園側が気にしていること①:即戦力になるか?
新人保育士を教育することはあっても、パートの保育士や中途採用の保育士に手厚い教育が付くことはほとんどありません。
そもそも人手が少ないから求人をしているのですから、教育をする余裕はないということです。
そのため、採用されれば即戦力になれる人材が好まれます。
園独特の方法ではなく、保育の基本的な知識や子どもとの関わりの部分です。
保育士の経験がある方は、とても有利ということです。
パート保育士に対して保育園側が気にしていること②:どのくらいの時間はたらけるのか?
正規の保育士との違いは拘束時間が短いことでしょう。
ときには残業やサービス残業になることもあります。
保育園側はそんな時間外の対応をしてもらえる方なのか、家族構成などをみて判断します。
保育園はまだまだサービス残業になってしまうことも多い職種ですので、そのような意味でも時間の都合がつくかという点で、審査されるでしょう。
保育士(パート職)の面接で特に聞かれやすい5つの質問と回答のポイント
面接をうけるのはとても緊張しますよね。
どんな質問をされて、どんな回答をすべきなのかある程度の想定が出来ていれば、少しは緊張がほぐれるのではないでしょうか?
回答例などをみてあなたなりの言葉で表現してみましょう。
パート保育士の面接で聞かれやすい質問と回答のポイント①:志望理由
Q.この保育園で働こうと思った理由を教えてください。
志望理由は履歴書にも書く内容ですね。
しかし、口頭でも確実に聞かれることです。
履歴書と違う内容を話すのはNGです。
内容としては履歴書の内容を膨らませて、「ここに就職したい!!」という強い意志を伝えましょう。
回答例①
貴園の保育は子ども1人1人を大切にする保育ということで、そんな中で保育士として子どもに関わりたいと思い志望しました。
回答例②
子どもが好きで、子育てをする中でよりその思いは強くなってきました。
子どもも手を離され、保育士資格を取得しましたので、ぜひ保育の現場で先生として務めたいと思い志望しました。
パート保育士の面接で聞かれやすい質問と回答のポイント②:短所・長所
Q.あなたの短所と長所を教えてください。
長所を自分で言うことが苦手な方が多いですが、面接の時はオーバーに表現して構いません。
長所を詳しく書き、短所は短めにして対策をしていることをアピールしましょう。
回答例①
長所は目標を達成するために、コツコツと地道に努力出来る点です。
地道な作業が好きなので飽きずに努めることが出来ます。
短所は1つの事に集中してしまい、他の事を忘れがちになるので、常にメモを取るようにしています。
パート保育士の面接で聞かれやすい質問と回答のポイント③:前職を辞めた理由
Q.前職を辞めた理由を教えてください。
たとえ辞めた理由が人間関係や大きなミスがあってのことだとしても、それを素直に言うのはあまりオススメしません。
初めからレッテルを張られてしまいがちです。
やむを得ない状況や対策をしたが叶わなかったなど、どうしようもなかった事情を伝えましょう。
回答例
結婚をし、妊娠・出産が重なりました。家事との両立が難しくなってしまいましたので、一度職を離れました。
パート保育士の面接で聞かれやすい質問と回答のポイント④:残業について
Q.残業についてはどうですか?お願いできますか?
ここは無理をすると続かなくなってしまうので、正直に答えましょう。
可能な限り対応したいという気持ちを伝えるとフォローになります。
回答例
出来る限り対応させていただきます。送り迎えなど延長保育を頼むことも可能です。
パート保育士の面接で聞かれやすい質問と回答のポイント⑤:土日などの行事について
Q.休日に行事があることも多いのですが、参加できますか?
保育園ですから、このようなこともよくあります。
これは予定を合わせる以外ありませんね。
回答例
あらかじめ理解していれば、予定を合わせます。参加させてください。
保育園から好まれやすいパート保育士の特徴とは
保育園から好まれるパート保育士になれば、即採用になると思いませんか?
今度はそんな視点から見てみましょう。
好まれやすいパート保育士の特徴①:責任感
パート保育士と言えども、責任感がない方はNGです。
ときどき「私はパートだから」と口癖のように言う方が、いらっしゃいますが、その方には何も任せることができません。
少なくとも任された仕事は責任を持って欲しいものです。
責任感を持って仕事に励んでくれる方は、どんな場所でも重宝されることでしょう。
好まれやすいパート保育士の特徴②:時間の対応
時には固定の時間ではなく、職員の都合上この時間にずらして欲しいということがあります。
そんな時に、出来るだけ対応していただけると助かります。
正規の保育士は研修などで抜けることも多くあり、その時の手助けとなって欲しいのです。
パートの保育士が面接を受けるときに注意したいこと
では最後に面接を受けたときの注意点をご紹介しましょう。
緊張するのもよくわかりますが、しっかりと自分をアピールするためにも、大切なことですよ。
面接において注意したいこと①:服装などの身なり
その人の印象の80%は第一印象で決まります。
第一印象が悪いと、何を言っても聞いてくれなくなってしまうかもしれませんよ。
大きなポイントとしては「清潔さ」を大切にすることです。
服装もメイクも髪型も清潔さを考えれば、印象は格段に良くなります。
また個性を出しすぎないようにしましょう。
「ナチュラル」という言葉もポイントですね。
メイクも濃すぎないように、髪型も落ち着いた印象を与えられるようにしましょう。
面接において注意したいこと②:受け答え
面接での受け答えの鉄則として「はっきり」「端的に」「わかりやすく」を心掛けましょう。
相手に伝えることは大切ですが、熱弁していい場面ではありません。
また笑顔を忘れてはいけませんよ。
緊張から笑顔が全くなくなり、こわばった顔になってしまうことが多いのですが、保育士の採用面接ですから笑顔のチェックもされていますよ。
笑顔あふれる先生の方がいいですよね。
まとめ
面接はどんな状況でも緊張しますよね。
しかし面接は自分自身を自分の口で相手に伝えられるチャンスと思ってください。
「私を採用すればいいことがいっぱいあるよ!!」という強い気持ちを持って面接に臨んでみてはいかがですか?
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