パート保育士の仕事内容や給料とは?保育士の求人探しや転職活動のポイントについて

保育士を辞めたくないけれど、フルタイムで働くのはキツイ…という人には、パートで働くという選択肢もあります。

保育士を辞めることなく時間的な負担を減らすことができますね。

特に、出産後、育児しながら保育士の仕事に復帰する人に人気の働き方です。

ここでは、そんなパート保育士の仕事内容や給料、また転職活動のポイントについてまとめてみました。

パート保育ってどんな仕事?主な仕事内容とは

子どもの保育に携わるという意味では、フルタイムでもパートでも変わりはありません。

ただ、細かい点では仕事内容が異なってくる場合もあります。

そこで、パート保育士が担当する仕事にはどんなものがあるのか見ていきましょう。

パート保育士の主な仕事内容①:担任保育士のサポートを行う「保育補助」

同じ保育でも、フルタイムの保育士がクラス担任を行うのに対し、パート保育士は多くの場合保育補助としての立場となります。

具体的には、支援が必要な子どものサポート、クラスの活動がスムーズに進むよう一人ひとりへの声掛けや手助け、活動の準備や片付けなどです。

乳児クラスなど複数担任の場合は、担任の一人として子どもと関わることもありますが、保護者対応や連絡帳の記入、記録や書類の作成は行わないことがほとんどです。

パート保育士の主な仕事内容②:早朝保育・延長保育の担当

開園・閉園時間ギリギリの保育に関しては、パート保育士に担当を任せる園も多いです。

短時間ではありますが、責任もありますし早朝の出勤もしくは夜遅くの退勤のため、時給を上げている園がほとんど。

午前だけ、午後だけ働きたいという人には合っているでしょう。

パート保育士の主な仕事内容③:園全体の清掃や片付け、雑用、作り物等

パート保育士は子どもの保育だけでなく、担任保育士のサポートが大切な仕事です。

そのため、清掃や片付け、雑用的な仕事を任されることもあります。

行事の前には園全体の準備や作り物などをパート保育士が頼まれることも。

その時々で、手が足りないところを埋めるのがパート保育士の役割なのです。

パート保育の給料や待遇はどのくらい? 実際の求人例も紹介!

パート保育士は、働き方も園によって様々。

フルタイムと同じくらい働く人もいれば、週2~3日で短時間という人もいます。

いずれにしても、パート保育士の給料は時給制。

では、実際時給はどのくらいなのでしょう。

また、待遇についても気になりますね。

具体的な求人情報も併せてご紹介します。

パート保育の給料や賞与について

850~1300円程度

※都道府県の最低賃金により幅がある

都市部では1000円を超えるのが当たり前ですが、最低賃金ギリギリの園もあるのが現状です。

時給制なので、賞与は出ないところがほとんどですが、中にはミニボーナスなど用意している園もあるとか。

パート保育の求人の一例

求人例その①
勤務地 神奈川県横浜市
勤務時間 (1)15:30~21:00
(2)7:00~12:00
(3)13:30~19:00
又は15:30~19:30の間の4時間
時給 1080円~1480円
手当 通勤手当、労災保険、有給休暇、育児休業取得実績あり

>>求人の紹介ページ

求人例その②
勤務地 埼玉県さいたま市
勤務時間 7:30~19:30のうち3時間以上
月給 1200円
手当 交通費支給、有給休暇

>>求人の紹介ページ

保育士からパート保育に転職する魅力とは

時給制ということで、フルタイムの保育士よりは明らかに給料が減ってしまいますが、

それでもメリットがあるということで転職する人も少なくありません。

では、パート保育士で働く魅力とは何でしょうか。

保育士からパート保育士に転職する魅力①:時間に余裕ができる

給料が減るぶん、時間的なゆとりができるのが大きな魅力でしょう。

週5日で働く義務はなく、週2日だけという働き方、また一日3時間から募集しているような園もあります。

子育てや家事に使う時間もたっぷりできますよね。

中には、週3保育士、週2飲食店というパートの掛け持ちをしている人もいます。

このように、時間の使い方を自分で考えることができるのは大きなメリットですね。

保育士からパート保育士に転職する魅力②:責任や負担が減る

フルタイム正職員の保育士は、クラス担任の仕事だけでなく、行事の企画・運営など責任のある仕事を任されます。

また、その業務量もとても多く、子どもの保育以外に保護者対応や記録・書類の作成、環境設定、保育計画、作り物…と勤務時間内に終わらないことも珍しくありません。

持ち帰り仕事が嫌で、辞めてしまう人も少なくないのです。

でもパート保育士なら、そんな責任や負担から解放されます。

保育士からパート保育士に転職する魅力③:扶養内で働ける

パート保育士として働いている人の多くは、自分で誰かを養ってはいません。

税金や年金、保険料などをパート代から支払うとすると、手元にはわずかなお金しか残らなくなってしまいます。

ところが配偶者が会社員の場合、自分がパートで働くことで、配偶者の扶養に入り年金や保険料が免除されるというメリットがあります。

さらに、配偶者控除によって税金の返還も受けられます。

そのような恩恵があるので、パートという働き方でも生活できるというわけですね。

保育士からパート保育に転職を成功させるためのポイント

パートなら保育士として働けるかもしれないと思うなら、ぜひ転職活動を始めてみませんか?

パート保育士を募集している園はたくさんあるのです。

希望に沿った働き方で保育士の仕事を続けるためにも、次のようなポイントを押さえておいてくださいね。

転職を成功させるポイント①:希望条件を整理する

転職活動を始めるにあたり、パート保育士として働く希望条件を整理しましょう。

勤務地の範囲はどこまでなら広げられるか、希望の時給は最低いくらか。

勤務時間は何時から何時までなら働けるか、早朝保育や延長保育の担当は可能か。

週何日働けるか。

また、マイカー通勤ができるなど、具体的な部分まで、妥協できることとできないことを明確にしておきましょう。

転職を成功させるポイント②:転職サイトを利用する

希望条件が整理できたら、職場探しは保育士専用転職サイトを利用して行うことをおすすめします。

希望条件を伝えることで、求人情報をピンポイントで紹介してもらえるので、効率よく転職活動ができます。

また条件の交渉なども行ってくれるので、求人情報の通りではない働き方ができる可能性もあります。

無料登録するだけで非公開求人を見ることもできるので、いくつかのサイトに登録する保育士さんも多いですよ。

転職を成功させるポイント③:パート保育士の働き方を理解しておく

条件はよかったのに、実際働いてみるとこんなはずじゃなかった…という例もあるのです。

それは、雑用ばかりで子どもと関われない、担任のサポートが上手くできないなど、

パート保育士の仕事内容を事前に理解していなかったことが原因のケースが多いです。

パート保育士は、責任や負担が減る、ラクということばかりを期待していると失敗します。

園内で必要な雑務も含め、助けになるためにはどんな仕事も引き受けるという気持ちが必要なのです。

職場見学をしたときに、できればパート保育士がどんな動きをしているか見ておくといいですね。

編集部

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