この記事では「幼稚園の先生を辞めたい…」と悩んでいるときの考え方についてお話ししたいと思います。
夢だった幼稚園の先生になれたのに、いざ仕事をし始めるとイメージと違う!
夢と現実のギャップ大きくて辞めたい…
と思っている先生も多いのではないでしょうか?
そんな悩みを抱えている先生の解決の糸口が見つかるよう、「辞めたい…」と思ってから考えるべきことをまとめてみました。
目次
幼稚園の先生を辞めたい理由とは?どんな対処方法がある?
幼稚園の先生が辞めたいと思う理由は一つではないことが多く、色々と重なり合って退職という選択をされることが多いです。
子供の命を預かり、自分より年上の保護者の対応をし、悩みは尽きない日々かと思います。
①仕事がきつくて辞めたい…というときはどんな対処方法がある?
朝早くからバスに乗って園児を迎えに行き、休憩する間も無く子供達と向き合い、
夕方にようやく園児を送りと、気の休まる時間もなく仕事があり、幼稚園の先生は見た目以上に激務ですよね…
その上連絡帳や保育日誌など持ち帰りの仕事も多く、製作の準備などで休日出勤したりと体力的にもキツイ毎日だと思います。
「仕事内容がキツすぎる!」
「もう辞めたい!」
「子供たちは大好き!」
「園の方針にも共感できる!」
といった場合なら、長期休暇を利用して、思いっきりリフレッシュして仕事のことを忘れる日を作ることで心機一転できるかもしれません!
また、同じ園やほかの園など、同じ職種の方と話して理解しあうこともストレスの発散になると思いますよ。
また、ある程度年数を重ねるにつれて仕事の要領が良くなり、上手くこなせるようになる仕事も増えてきます!
②人間関係に悩まされていて辞めたい…というときはどんな対処方法がある?
男性の先生が増えてきたとはいえ、まだまだ女性社会の幼稚園の先生は人間関係が難しいですよね…
なるべく気にしないのが一番ですが、運動会など園全体の行事の準備などではどうしても色々な先生と関わることが多く、ストレスを感じる場も多くあるかと思います。
何年間も状況が変わらず、対処のしようがないならば退職も考えていいと思います。
仕事に支障をきたすほどの人間関係であれば子供たちにも悪影響ですからね!
もし、一年未満の悩みであれば、年度が変わり新しい環境になると、また違った人間関係が築けるかもしれません。
また、自分のキャリアが上がり、周りの先生が認めてくれることによって改善することもあります。
③仕事に向いてなくて辞めたい…というときはどんな対処方法がある?
「子供たちの製作物を見比べると明らかに自分のクラスの仕上がりが悪い」
「なかなか子供をまとめられない」
など「自分が先生に向いてないのではないか?」と自信をなくしてしまうときもありますよね。
でも、「上手くできない、仕事に向いてないのかな」と思えることは向上心を持っている証拠です。
それを解決できればきっといい保育をすることに繋がります!
「こんなクラスにしたい!」
と思えるような先生の言葉がけを真似したり、直接アドバイスをもらいに行くことで新たな発見もあると思います。
④待遇が悪いから辞めたい…というときはどんな対処方法がある?
幼稚園の先生は、社会でも問題になっているほどの低賃金ですよね…
待遇に関しては個人がどうかして解決できる問題ではありません。
園によっては、長く続けていてもキャリアが上がっても、思ったほど給料は上がらないこともあります。
本当に幼稚園の先生を辞める?辞めたいと思ったときの3つの選択肢とは
いろいろと悩んだ結果、やっぱりこの幼稚園では働けないと思ったらその後を考えなければいけません。
①いまの職場で状況の改善を図ってみる
一番難しい選択肢で、体力も気力もいりますが、「園の方針が自分の考えと合っている」
また、「園長との関係が良好」であれば、今の職場の改善を図ることも可能かと思います。
園長先生の気づかないところで問題が起こっている場合もあるので、相談できるような関係であれば話してみることも一つの手です。
②転園して新しいの職場で先生を続けてみる
「子供は好きで、幼稚園の先生も続けたい、でも今の幼稚園では働けない…」
という方は、この選択肢になるかと思います。
ただ、同じように悩みたくないのであれば、実際に働いている先生の声を聞くことが大切です。
大学や短大卒の先生がほとんどなので、一緒に保育科に通っていた保育士や幼稚園の先生の友達がたくさんいると思います。
募集の紙やインターネットでの情報だけではわからないことが多いので、現場にいる生の声を聞いて慎重に転園先を考えることが大切です。
それができなければ、実際に転園したいと思う園を見学に行くことも大切です。
③幼稚園の先生から別の仕事に転職する
「どうしても幼稚園の先生として続けていく自信がない」という先生はこの選択肢になりますね。
子供が好きであれば、子供たちと関われる仕事は沢山あります。
また、全く別の仕事をすことで新たに自分に合った仕事が見つかるかもしれません。
幼稚園を辞めたいけど辞められない…そんなときはどうすればいい?
幼稚園の先生は担任を持っていることも多く、年度途中では辞められないのが実情です。
そして、結婚も決まっていないし、次する仕事も決まっていなければ、辞めるとはなかなか言い出せないですよね。
最低限、園に迷惑をかけないように、次年度の採用募集をかける前に退職願を出しましょう!
次年度の採用の募集の時期はわりと早く、夏休みくらいには決めていないと間に合わないことが多いです。
その後揉めて新たなストレスを抱えないためにも、働いている園がどのくらいの時期に次年度の募集をかけるかを把握しておきましょう!
退職の了承がもらえないのであれば、はっきりと自分の思いを伝えることが必要です。
園によっては対面で言いにくいことも書面でならば伝えられるだろうと、続ける意志があるのかを問う文書を自宅に送ってこられるところもあります。
もし幼稚園を辞めるなら、退園までにやっておくべきことは?
次年度の採用募集をする前に退職願いを出さないといけないため、早い時期に今年度で退職することが決まります。
◎辞めるまでにやっておかないといけないことは?
年度途中で辞める場合はもちろん、年中、年少で受け持っている場合は、
次に担任を持つ先生にわかりやすいように子供の特徴、保護者の対応の仕方を一人一人書面でまとめておきましょう。
行事や部署を任されている先生もいらっしゃるかと思います。
仕事をしながら書面でまとめることは本当に大変ですが、口頭で伝えると忘れられがちですので、
次年度、仲の良かった先生から仕事内容について電話がかかってきたという話しも聞きます。
やれるべきことはしっかりとやっておきましょう。
並行して転園や他の仕事を考えているなら就職活動もあるので、大変ですが、時間を作りながら少しずつやっていきましょう。
まとめ
どんな仕事でも思っていた仕事と違うなと感じることはあります。
私自身、転園の経験がありますが、幼稚園の先生は、「クラス担任」という大きな責任があり、中々辞める決断ができないことも多いかと思います。
もちろん、いまの園で頑張り続けることも素晴らしいことですが、転職して、そこでまた明るい未来が待っていることもあります!
自分の意思をしっかり持って考えられ、素敵な職場に巡りあえることを応援しています。
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