今日は「保育士の手荒れ対策」についてお話ししたいと思います。
乾燥するこの季節、手荒れに悩む人は結構多いと思います。
年中を通して手荒れに悩む保育士さんには尚のこと厳しい季節ですよね。
私もその1人で、こんなガサガサの手でかわいい子ども達の柔肌に触れるなんて、気が引けたものです。
そんな手荒れに悩む保育士さんに子ども達から
「先生の手、スベスベ!」
と言ってもらえるよう、自分の経験を踏まえた手荒れ撃退法をお伝えしたいと思います。
目次
保育士さんの手のガサガサ、ひび割れの原因とは?
一般的に手荒れとは、手指がカサカサになったりひび割れたりして痛みや痒みが伴った状態のものを指します。
手の表面が乾燥して白っぽく粉を吹いていたり、赤くカサついて痒そうだったり、切れて出血した状態の手は見た目にも残念ですし、痛々しいですよね。
これらの症状の原因は乾燥によるものや、手洗いの他、薬品・薬液を使用した水仕事によって手指の油分が奪われてしまうからです。
カサカサの状態を放っておくと次第にひび割れるようになり、更には深く切れたり割れたりして出血した状態(あかぎれ)まで深刻化してしまいます。
大半の保育士さんの手の状態はこの最終形態の「あかぎれ」の方がほとんどだと思います。
それだけ仕事をしながら手荒れを治すのは難しい事なのです。
保育士さんに手荒れは付き物?!
理由は手洗いの回数の多さ。
オムツ替え・トイレ介助の他おやつや給食の準備、外遊びから帰った時などなど、一日中手を洗っている状況です。
これではこまめにハンドクリームを塗ってもすぐに洗い流してしまうようなものです。
哺乳瓶の消毒、拭き掃除やトイレ清掃、玩具の消毒、オシッコなど失敗してしまった時の消毒、
汚れた衣類の汚れ落とし、食事の際に手を拭くタオルの除菌…と、まだまだあります。
その都度手袋を使用するのが基本ですが、時間に追われていたり、
次々とやる事があるとそれすらしている間も無く素手で扱ってしまうことで手荒れが悪化してしまうのです。
手荒れを防ぐには、ハンドクリームや手袋がおススメ
「このように頻繁に水を扱っていたのでは手荒れになっても仕方がない…」
と諦めず、何か対処できる方法はないでしょうか?
先にも述べましたが、除菌や消毒の際に薬液を使用する時は手袋をすることが大切です。
手指の油分や保護膜成分を逃さない為には極力、水分や洗剤を避ける必要がありますが、
それは無理なので、面倒なようでもこまめにハンドクリームを塗って少しでも水分が逃げないように保湿する他ありません。
また、より油分を奪ってしまうお湯を使うよりは水を使うようにするのも少しは違うかもしれません。
手荒れを撃退するポイントは「保湿」
どう頑張っても手洗いや洗剤や薬液を使う事からは逃れられないので、日常生活の中でできる対策は無いかと考えてみました。
まずは何度も言うようですが、とにかく保湿です!
私は手袋をして作業をするときはビニール手袋の上にゴム手袋をする、二重手袋で作業をしていました。
家ではお風呂上がりにたっぷりのハンドクリームと綿手袋。
手洗いの際に使う石鹸を刺激性の少ない物に変えたり手に優しいものにするのも良いかもしれないですね。
私は手を水につけたらすぐに保湿が出来るよう、職場や家のあちこちにハンドクリームを置いておきました。
洗面所やキッチン、トイレにも置いてあります。
事務室の机の中にも入っていますし、カバンにも入っています。
これだけやっても手が荒れてしまうのですから、休日はとにかく手を休めて極力水に触れずに過ごし、少しでも回復できるように努めましょう。
かなり悪化しているなら皮膚科に相談を
仕事をしながら手荒れを治すのはなかなか難しいです。
私もあれこれ対策しながらこまめに保湿もしてるのに常にガサガサ、ケバケバでひび割れもあちこちにありました。
雑巾を絞るとパックリ割れたり、ペンを握ると皮膚が裂け、思うように字も書けなかったり。
深く割れたり裂けたりしたところは、ワセリンや馬油などのねっとりしたタイプのハンドクリームを傷口にたっぷり塗り込み、絆創膏を巻いて部分的に強制保湿してました。笑
でも、残念なことに手の平や手の甲だと絆創膏がすぐに取れてしまうので使えません。
早く治す一番の近道はやっぱり皮膚科を受診することです。
そして、皮膚科の先生もおっしゃってましたが「水に触らないのが一番!」のようです。
実際、休みの日に水に触れる回数が減ると手荒れも落ち着きます。
長期休みを利用して保湿を心がけた生活でかなり改善されると思いますよ。
手荒れに効果的なハンドクリームはこれ
今までにあれこれと使ってみた物の中から、私個人のおススメアイテムをいくつか紹介したいと思います。
ハンドクリームは尿素配合率の高いものの方が効きますが、頻繁に使用することやコスパも考慮して以下の5つを使い分けてます。
①ニュートロジーナ ノルウェーフォーミュラハンドクリーム
一番よく使っているアイテムです。
家のあちこちに置いてあります。
②ワセリン
水仕事の際にこれを塗ってからゴム手袋をしてます。
③ケラチナミンコーワ 20%尿素配合クリーム
お風呂上がりや就寝前に塗っています。
保湿用の手袋はもっぱらこちらです。
④キャンドゥの保湿手袋
コスパバッチリ!
手袋はめてもスマホが操作できる仕様なのも嬉しい。
やっぱり効き目もお値段も文句無しなのはコレ!
⑤皮膚科で処方された薬
仕事中でも塗りやすいものと就寝中用と処方してもらえると良いです。
低価格で効き目もバッチリ!
まとめ
人によって手荒れのレベルも様々かと思いますが、酷くなる前にこまめな保湿を心がけてキレイな手の先生を一緒に目指しましょうね。
子ども達に「先生の手、気持ち良いね!」
って言ってもらえるように日々のお仕事の合間の手荒れの対策も頑張りましょう!
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