この記事では、保育士から秘書に転職したナオコさんに、転職エピソードをインタビューしています。
ナオコさんよろしくおねがいします!
私は保育士として4年間働いた後、秘書に転職しました。
いまの仕事内容や待遇、転職方法についてお話ししたいと思います。
目次
保育士と秘書の主な違いとは?
転職前(保育園) | 転職後(秘書) | |
給料 | 15万円 | 25万円 |
賞与 | 2ヶ月分 | 2ヶ月分 |
勤務時間 | 8:00~18:00 | 8:30~17:30 |
残業時間 | 35時間 (月) | 5時間 (月) |
男女比 | 男性1割:女性9割 | 男性8割:女性3割 |
保育士から秘書への転職「普段の仕事内容とは?」
私が従事している秘書業務は、個人付き秘書です。
一人の上司に仕えて、身の回りのお世話から上司か関わる仕事の全てを多岐に渡りフォローします。
朝の新聞の用意やコーヒーの準備、毎日の昼食の準備は定例業務のひとつです。
メインの仕事は上司のスケジュール管理です。
会議や内外部の面会、出張や外勤の予定を分刻みで調整をしています。
その他に上司が外勤する際の交通手段と経路を事前確認して、上司がスムーズに外勤先へ出かけていけるようにし、
飛行機のチケット手配や宿泊を伴う場合にはホテルの予約も秘書の大切な仕事です。
上司が主催する昼食を伴う会議の際には、開催案内の送り会場の手配をして昼食や会食場所の予約、資料の準備をします。
秘書の面白さややりがいとは?
朝8時半の出勤から10時くらいまではピークに忙しいのですが、潤滑に滞りなく業務が進むと安心します。
毎年、年度末と年度初めは挨拶周りの為にアポイントを何十社と取るのですが、アポイントがスムーズに取れた時は達成感があります!
秘書の仕事は黒子に徹することなので、目立った評価をされる訳ではありませんが、一番近くで仕事をしている上司に褒めてもらえると素直にうれしいです!
秘書になって良かったことは?
いまの仕事に就いてからは、仕事の知識やスキルが身に付いたと思います。
私は保育士のときから、もっといろいろな仕事の勉強や経験を積みたいと考えていました。
秘書になってからは時間の余裕ができたこともあり、資格の勉強も並行して進めていました。
数年単位でかかりましたが
・ビジネス文書検定
・マナーや電話対応の検定
・秘書検定の上級資格
といった資格を取得することができました。
資格を取ることで上司からの評価も上がり、任される仕事も増えたので、忙しくはなりましたが毎日の仕事にやりがいを感じています!
秘書で大変なことや不満なことは?
仕事で大変なことは、誰かと仕事の内容を共有することが少ないことです。
たくさんの人の中で仕事をしていると、仕事に対して色んな価値観の人がいてそれぞれ理解も違います。
自分の行った秘書業務が、必ずしも万人が納得するものではないこともあり、心無い態度や言葉を投げかけられるときもあります…
相手を冷静に観察し、その人が求めているものに近づける努力が必要になってきます。
保育士から秘書への転職方法とは?
保育の仕事をしながら転職活動するには、時間と気持ちの余裕が必要です。
日々接している子供たちにも感情的に後ろ髪を引かれる気持ちになります。
また、保育計画書を作成したり勤務時間外でも仕事に追われることが多く、なかなか転職活動に本腰を入れられます。
一人で転職活動をするのは限界があるので、できる限りツールを利用しましょう。
例えば、土日も開いているハローワークを探して足を運んだり、転職サイトに登録することで始めの一歩が踏み出しやすいです。
保育士から秘書に転職した感想は?
私は転職して今の秘書業務に従事でき、大変満足しています。
以前は、子供が好きだったこともあり保育士の仕事はとても充実していましたが、自分の時間を削っていて、気付くと仕事人間のようになっていました。
転職してプライベートな時間を確保できたことでワークライフバランスが取れ、充実した毎日を送ることができています。
未経験の職種だったので、最初は不安とプレッシャーもありましたが、いまではだいぶ慣れて良いサイクルで過ごしています。
秘書の仕事に興味がある保育士さんへ
保育士と秘書は全く違う仕事ですが、仕事に慣れてくると、上司のお世話は保育士の時に似た部分がいくつもあることに気づきます。
保育の仕事で経験した事は無駄にならず
・細かなところに気を配る
・相手を観察する
・その場に必要なことを察知する
といった点は秘書になっても活かせる部分だと思います。