【アイデアまとめ】保育園で2歳児におススメの室内遊び

2歳児クラスといえば「魔の2歳児」といわれる、自我の爆発する時代。

今日のお天気は雨、と聞いただけで、ちょっとゆううつになってしまう先生も多いことでしょう。

できれば広々とした外遊びで発散させてあげたいと思うものですよね。

しかし「おもしろい!」と食いついてきたときの目の輝きには、1歳児には見られない保育の醍醐味を感じさせてくれる2歳児さんです。

そんな2歳児さんにおすすめの、トラブルが起きづらく、クラス全体で楽しめる室内遊びをご紹介しますね。

保育園の2歳児クラスの現場から

お友達同士のかかわりが増え、急激に心身が成長する2歳児クラス。

おもしろい遊びを見つけるのが上手な子、お友達に優しい子は、子どもたちのあいだでも人気が集まります。

一方で、気の合う仲間とのんびり過ごしている子どもたちもいて、こんなに小さいのに、まるで社会の縮図のような様子が見られ始めるのが2歳児クラスさんです。

個性と社会性が育ち始めるこの時期、ぜひみんなでひとつの遊びを楽しみたいものですね。

まだまだルールを守るのが難しい

とはいえ、クラス内での発達の差は非常に大きく、また、子ども本来の性格がとても強い時期なので、ルール遊びが成り立つかどうかは、そのクラスのカラーによりますね。

最初は、あまり勝ち負けがつかないような、悔しい思いをしない遊びのほうが、楽しみやすいと思います。

保育園の2歳児におすすめの室内遊び

2歳児におすすめの室内遊び①:音楽に合わせたリズム遊び

まずおすすめなのは、音楽に合わせて体を動かす遊びです。

1歳ではまだ歩くことがおぼつかない子どももいますが、2歳児では、クラス全体で同じような動きを楽しむことができるようになります。

子どもたちが好きな流行のリズム体操は、何回も繰り返しては飽きるのではないかと思っても、子どもたちにとっては毎日でも楽しい、ということがあります。

子どもは新しいことが好きですが、「これをするといつも楽しい」という安心の遊びも大好きなのです。

それを導入にして子どもたちを惹きつけておいて、後半ちょっとだけ新しい音楽遊びを取り入れるのがおすすめです。

3歳児クラスさんの曲

例えば、運動会でひとつ上の3歳児クラスさんが踊っていた曲などというのも、とても喜びますね。

お兄さんお姉さんの使っていた小道具に似せたものを用意してあげると、大興奮です。

もともと3歳児向けに考えた振付でしたら、2歳児さんがまねっこしても、安全で、楽しいものです。

劇遊びもOK

また、ちょっとした劇あそびも楽しいものです。

「おおきなかぶ」などのお話は、悪役もなく穏やかですし、月齢の低い子がちょっと見当違いなことをしたとしても、それほどトラブルになりません。

それぞれの子どもたちの個性が生き、お互いを認め合う楽しみも生まれます。

「うんとこしょ、どっこいしょ」の部分だけ先生が効果音をつけてあげるだけで、とても贅沢な音楽劇あそびになりますよ。

2歳児におすすめの室内遊び②:園内たんけん

2歳児さんの室内での過ごし方で、気分転換におすすめなのが、「園内たんけん」です。

3歳児以上になると、もう園の勝手はほぼ知っているのであまり新鮮味がなく、それほど喜ばないのですが、2歳児さんにはちょうどおすすめです。

人差し指を立てて両手を重ねた「忍者さんに変身」をしておくと、お友達を押したり、引っ掻いてしまうトラブルが防げます。

または、おともだちと手をつながせておくのも、迷子防止になります。

いつもの保育室を出て、園の中のいろいろな場所を探検してみましょう。

給食の先生に今日の献立を尋ねたり、調理中の食材を見せてもらえると、子どもたちにはとても新鮮で面白いものです。

園のどの場所をとっても

「あかちゃんのお部屋はこんなに静かなんだね」

「先生が工作の材料をしまっておくお部屋は宝箱みたいだね」

など、興味をそそられる発見に事欠きません。

「ちょっと薄暗いお部屋は、おばけがいるかもしれない!」

というようなファンタジーをいちばんに楽しめるのも、2歳児クラスさんです。

こどもたちの想像力を楽しく刺激してあげると、大冒険ができますよ。

2歳児におすすめの室内遊び③:フルーツバスケット

さいごは定番イス取りゲーム「フルーツバスケット」のご紹介。同じイス取りゲームでも、音楽が止まった時に座るルールよりも、トラブルが少ないです。

しかし、「座れないこともある」というのは、負けず嫌いの子にとっては耐えがたいこともあります。こんなふうに工夫してみましょう。

椅子の数は減らしすぎないように

イスの数は減らさず、動きの遅い子でも必ず全員が座れるようにします。

そのかわり、「遅い子は先生オオカミがだっこしちゃうぞ~!」というように、勝ち負けはあるのだけれど、負けても楽しいルールにします。

こういった経験をたくさんしておくと、幼児さんになってからのルール遊びも楽しめるようになります。

お題の出し方を工夫しましょう

わかりやすいお題→「ズボンを穿いている人~!」

本人だけが知っている、逃げ道を与えてあげるお題→「今朝、パンを食べてきた人~!」
笑いをとるお題→「わたしがいちばんかわいいと思っている人~!」

というように、子どもたちの発達や、クラスの性格に合わせて、お題を変えてあげると、なごやかなフルーツバスケットを楽しめます。

ルールに慣れてきたら、イスの数をひとつ減らす上級ルールに挑戦してみましょう。

座れなかったときは、先生といっしょに次のお題を出せるという楽しみがあります。

このように、段階を追ってルールを変化させていくと、勝ち負けのあるルールを楽しむ力が育っていきますよ。

まとめ

周囲への関心が高まる2歳児さんは、ひとりで取り組む遊びをしていても他の子の遊びが気になるもので、トラブルが起きがちです。

室内遊びの時間の中で、ひとつテーマをもったクラス遊びを取り入れて、遊びの中に緩急をつけてあげると、1日の満足度が高くなります。

発達の個人差も自己主張もはげしい時期ですので、それぞれの個性を認め合えるような温かみのある遊び方がおすすめです。

既存のルールあそびは、ちょっとアレンジしてあげるとクラスの状態に合ったものになりますよ。

2歳児クラスさんならではの豊かな遊びを楽しんでくださいね。

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