新卒保育士の志望動機と自己PR作成ポイント(例文付き)

憧れの保育士を目指して一生懸命に勉強し、はれて保育士になった新人保育士さんたち。

夢が叶い、とってもハッピーな気分ですよね。

しかし、次の壁はすぐに訪れます。

それが「就職」です。

せっかく憧れの保育士になっても、先生として働くことが出来なければ意味がありません。

就職するには・・・・履歴書を書かなくてはいけませんね。

学歴などは簡単に書けるとしても、志望動機や自己PRはどんな風に書けばいいと思いますか?

答えのないことを自分なりに書くというのは、本当に難しいものですよね。

どんな風にかけばいいのかわからず、何も書けなくなってしまいますね。

そこで今回は新卒保育士さん向けの志望動機と自己PRの作成ポイントをご紹介します。

例文も一緒にご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

新卒保育士が志望動機を作成するときのポイント

新卒の保育士が保育園を志望するのですから、どこでもいいわけではなくこの保育園が特別だという気持ちを、保育園側に知ってもらう必要があります。

また保育未経験ではあるものの、保育に対する気持ちは誰にも負けないほど強いものがあるはずです。

そんな気持ちをダイレクトに伝えることも大切ですね。

新任保育士ならではのアピールをしてみましょう。

新卒保育士の志望動機のポイント

①文章構成

履歴書はその内容を相手に伝えるだけではありません。

文章の読みやすさ、伝わりやすさなどもしっかりとみられています。

それはあなた自身をみられているといってもいいでしょう。

ですから、内容はもちろんのこと文章構成もきっちりと考えなければならないのです。

理想的なものは「結論→具体例→まとめ」の流れです。

まずは志望していることをダイレクトに伝えます。

その後に体験などのエピソードを入れるのです。

②文字の大きさ・丁寧さ

どんなに内容が良くても、文字の大きさや丁寧さがなく乱雑な文字だと採用の確率がどんどん薄れていってしまいます。

乱雑な文字を読みたいとは誰も思わないですよね。

文字があまりキレイでないと自信を無くしてしまう方もいるでしょうが、それは文字を書くテクニックでカバーできます。

<大きさ>

ほんの少し、ひらがなよりも感じの方が大きめに書きましょう。

<間隔>

文節でまとめて書くイメージをもちましょう。

文字の間をあけすぎてしまうと、きれいな字でも読みにくいものです。

<丁寧さ>

文字のきれいさに自信がなくても丁寧さは大切です。

その気持ちは相手にしっかり伝わりますよ。

③志望する園のどこに惹かれたのかを明確にする

自分の希望と園の方針が合致する点を探すと書きやすいですね。

またその園でどんな風に成長をしたいかなどを盛り込むと、内容が膨らみます。

英語に力を入れている保育園であれば、小さいころから英語を習っていて得意なので貴園で力を発揮できるなどの流れになりますね。

④ネガティブな表現は避ける

ネガティブな表現は悪い印象を与える恐れがありますので、よく注意しましょう。

例えば・・・

・通勤時間が長いと大変なので、家から近いところの保育園を選びました。
・公立は事務作業が大変と聞いたので、私立を選びました。

など、その園を選んだ理由が他を否定するような内容ですよね。

志望した保育園を否定しているわけではありませんが、面接官には悪印象を与えて亜しまいがちです。

気をつけましょう。

新卒保育士の志望動機の例を2つ紹介

それでは実際に例文を見てみましょう。

①保育方針に共感していることをアピールする例文

貴園を志望した理由は、子ども1人1人を大切にする保育方針に深く共感したからです。

保育園に通っているころ、のんびりした性格の私はよく先生からせかされていました。

ある日、「好きなことを好きなだけしてみていいのよ」と言ってくれる先生に出会いました。

そんな言葉を受けて、私はかけっこを思う存分楽しむことが出来ました。

そのおかげで、中学では陸上部に入りいろいろな大会にも出られるようになりました。

幼少期の保育が人生を大きく変えるということを、自分の経験から深く感じることができ、私もそのような子ども1人1人に寄り添った保育がしたいと思いました。

(267文字)

 

②特別学習に着目した例文

私は保育士として、子どもたちに表現する喜びを教えたいと思っています。

きっかけは、中学校の時の就職体験でした。

絵を描くことが得意だったので、子どもに絵を描くことを教えていました。

その時の子どもの楽しそうな笑顔を見て、保育士という仕事を目指すようになりました。

貴園では絵画や制作に力を入れていると伺いました。

私もぜひその中で、保育をさせていただきたいと思い志望させていただきました。

(189文字)

 

どちらも、とても具体的ですね。

1人1人エピソードは違うでしょうが、これくらい具体的な内容でもよいということです。

逆に薄い内容ですと、沢山いる新任保育士の中で輝いて見せることが難しいですよ。

思いをぶつけることも大切です。

新卒保育士が自己PRを作成するときのポイント

志望動機よりも難しいのが、自己PRの欄です。

どんな風に自分を表現するかという点で、悩む方が多いでしょう。

大げさに書くのも恥ずかしいし、消極的になってしまうと採用というゴールに届かに可能性があると考えてしまい、

「ちょうどいい」ところを探すことに必死になってしまいがちです。

しかし、自己PRは相手に自分を知ってもらう絶好の場所です。

恥ずかしがらずに自分の長所をしっかりとアピールすることが大切なのです。

「私を採用するとこんな特典が!!」と商品を売り出す気分で書いてみてもいいかもしれませんよ。

新卒保育士の自己PRのポイント

①あなたらしさを取り入れる

どうしても安全な道を行こうと、当たり障りないことを書いてしまいがちです。

でもそれでは文章の中に「個性」も「意気込み」も感じられなくなってしまいます。

「○○な性格なため・・・」

という言葉が入るだけで、あなたオリジナルの文章になりますね。

②保育園の仕事に耐えられる忍耐力・責任感をアピールする

保育園の業務は保育だけではありません。

その仕事量はとても多く、途中で投げ出してしまう新任保育士も多くいます。

そうなってもらっては困りますよね。

「私は仕事を途中で投げ出したりしない!!」というアピールが必要です。

③自分自身の保育という仕事に対する思いを省略せずに伝える

保育に対する思いはそれぞれ違うでしょう。

何が保育にとって大切と考えますか?

そこが保育園とリンクしている事をアピールしましょう。

新卒保育士の自己PRの例を2つ紹介

それでは実際に例文を見てみましょう。

①責任感をアピールした例文

私は何事にも真面目な性格で、仕事に対して最後までやり遂げる自信があります。

学生の時もクラブの部長を務めるなど、責任ある役を任されていました。

保育士として働かせていただけることになったら、任された仕事はしっかりと責任を持って取り組んでいきます。

(121文字)

 

②仕事に対する思いがリンクしている事をアピールした例文

私が保育士を目指したきっかけは、沢山の子どもの成長に関わって見守っていきたいと思ったからです。

貴園の子どもの生徒湯や発達にしっかりと寄り添った保育という部分に感銘を受けました。

子どもと向き合い、成長を一緒に喜べる保育士になりたいと思っています。

(122文字)

 

2つの例文はタイプが違いますが、どちらも個性がありますね。

文章の中に個性を出すことが、面接官の目に止まる最高のポイントです。

まとめ

新卒の保育士さんにとって、履歴書はとても大きな壁でしょう。

そんな壁を少しでも低くするのは、あなた自身の思いを文章にする事です。

文章に個性を出すことで、あなた自身の思いは相手に伝わるでしょう。

「この保育園で働きたい!!」という素直できれいな心を強く持って、文章を考えてみてくださいね♪

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