この記事では「保育士の膨大な書類仕事をこなすポイント」についてお話ししたいと思います。
保育で体力と気力を使い果たした後に待ち受ける、膨大な書類仕事…
保育士って意外と書類仕事が多いですよね?
「クラスだより、要録、連絡帳…」他にもたくさんある保育士の書類仕事を要領よくこなすことができれば、日々の仕事が少し軽く感じられるようになりそうですね。
目次
そもそも、保育士にはなぜ書類仕事が多いのか?
保育の世界を全く知らない人から見れば
「え?保育士って子どもと遊ぶのが仕事でしょう?書類仕事なんてほとんどないでしょう?」
と思われるかもしれませんね。
新年度には入園した子の書類を揃え、行事の前には保護者向けにおたよりを書き、年度末には一人一人の様子や課題を要録に書き…
最近では、「就学支援シート」などもあり、日々の連絡帳や出席簿管理などを入れると、大変多くの時間を書くことに費やしていることになります。
「子どもと関わるために保育士になったのに」と理不尽に感じる人もいるかもしれませんね。
保育現場で書類が多い理由は簡単、「一人の子どもに多くの大人が関わっているから」です。
担当保育士に保護者、栄養士や看護師などが連絡を取りあい、子どもの成長に寄り添い、後押ししていく…
「保育」とはそういうものですよね。
また、子どもはどんどん成長して変化していきます。
何か大きな変化があれば保護者と保育士で伝え合い、進級したり転園すれば、次の先生に引き継がなくてはなりません。
変化し続ける子どもに、複数の大人が関わっていくのだから、子どもを混乱させないためにも大人は情報を共有しなくてはなりませんね。
当然、連絡を取りあうことがとても重要になります。
連絡をとるには「書く」のが一番確実な手段。
よって書類仕事も多くなるのです。
いかがですか?
子どものために必要だと改めて認識すると、書類仕事の煩雑さも少しは軽く感じられるのではないでしょうか。
保育士さんに聞いた!残業を減らす書類仕事のこなし方とは?
①書類が書けないときは先輩の作ったものを参考に
まっさらな状態から、おたよりなどの文章やレイアウトを作り出すのはとても時間がかかります。
先輩の作ったものや前年度のものを見てみましょう!
どんなものを作ればいいかイメージがわくはずです。
丸写しはミスのもとになるし良くないですが、簡単な行事や持ち物についてのお知らせ程度なら、以前の物をたたき台にして手を加えていくのもいいでしょう。
②お互いに書類チェックを!
誤字や内容確認のために、書類は保育士同士でよくチェックをしますよね。
その時に迷ったところ、難しいところは同僚に相談しましょう!
一人で悩んで時間をかけて書くより、良いアドバイスがさらっと出てくることが意外と多いです。
③家に持ち帰りすぎない
園によっては、書類の持ち帰りを禁止している園もありますが、保育時間外の書類仕事は家に持ち帰る人も多いでしょう。
仕事を持ち帰るのは必ずしも悪いことではありませんが、受験勉強のように「家だとダラダラ…」ということありませんか?
頭が仕事モードのまま職員室などで書けばはかどるし、困ったとき周りの先生にもすぐ相談できます。
夕方以降は合同保育で空き部屋もあるでしょうし、保育室には子どものことを考えるヒントがいっぱいです!
保育士に書類仕事はつきもの…取り組み方に工夫を!
園によって「この書類はこうやってつくるもの」という暗黙のルールが出来上がっていることが多いようです。
例えば、「おたよりは絶対手書き!」という園、いまだに多いですよね?
しかし、ばらつきのある手書きのおたよりより、パソコンの文字のほうが見やすくて、結果内容が伝わりやすい場合もありますよね。
さらにパソコンのほうが書く側の負担も減ります。
実際そういった理由で、たくさんの園が手書きからパソコンにシフトしていっているようです。
書類仕事をうまく終わらせるコツとして「以前のものを参考に」と書きましたが、逆に通例に縛られすぎて、無駄に書類に時間がかかってしまっている場合も多いようです。
もし、若い先生で「こうしたらもっと効率がいいのに…」と思っていても先輩や主任に言えない、という人は、一度思い切って提案してみてください。
長くその現場にいて気づいていないだけだったり、ある程度の年齢の先生になると「どうにかしたいけどパソコン音痴で…」と、下からの意見を待っている上司もたくさんいます。
保育士をしている友人に、違う園ではどうしているのか聞いてみるのもいいですね!
まとめ
残念ながら、保育士は書類仕事から完全に逃げることはできません。
ですが、やり方を少し変えるだけで負担を減らすことは可能です。
紹介した方法以外にも様々な方法があると思いますので、ぜひご自分に合ったものを探してみて下さいね。
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