保育士から社会福祉士への転職活動のポイント!待遇や仕事の違いについて

編集部

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こんにちは、「Hoiku Workers」編集部です。

この記事では、保育士から社会福祉士に転職したカオリさんに、転職エピソードをインタビューしています。

カオリさんよろしくおねがいします!

カオリ

カオリ
こんにちは!カオリと申します。

私は保育士として3年間働いた後、社会福祉士に転職しました。

いまの仕事内容や待遇、転職方法についてお話ししたいと思います。

 

保育士と社会福祉士の主な違いとは?

転職前(保育園) 転職後(社会福祉士)
給料 18万円 22万円
賞与 2ヶ月分 2ヶ月分
勤務時間 7:00~19:00 9:00~18:00
残業時間 25時間 (月) 10時間 (月)
年間休日 105日 120日
男女比 男性2割:女性8割 男性3割:女性7割

 

保育士から社会福祉士への転職「普段の仕事内容とは?」

主に相談援助業務を担っています。

相談をお聞きし、必要に応じて関係機関と連絡調整を図っています。

社会福祉士は働く場所によって、名称が異なります。

病院の相談員は医療ソーシャルワーカー、児童相談所の相談員は児童福祉司あるいはケースワーカー、

地域包括支援センターでは社会福祉士やソーシャルワーカー、区役所などの個別の担当の相談員をケースワーカーなどと言います。

業務としては、おおまかには最初に述べたとおりです。

しかし、社会福祉士が大切にしなければならないことは「相談者の主訴は何なのか?」理解し受け止めること、相談者の思いや権利を守ることです。

相談を聞く中で適切に他機関やサービス、制度の導入につなげていくことが役割となります。

サービス利用となるときには自立支援計画を策定したりもします。

私は地域包括支援センターの社会福祉士をやっています。

主に介護保険制度や成年後見制度の相談、高齢者虐待や認知症についての相談など、高齢の方に関する相談を受けて、

地域の方々が安心に過ごせるように権利を守っていくことが役割となります。

社会福祉士の面白さややりがいとは?

どのように支援していくべきか自分で思い浮かべて見立てをたてて、サービス利用につなげることで達成感が湧きます。

もちろん簡単な相談だけでなく複数入り混じって複雑な相談も多く、頭を抱えることも多くありますが、

自分の取り組みで地域の方の安心につながることが実感できる仕事でやりがいを感じます!

あとは、地域包括支援センターは地域の方々との見守りのネットワーク作りも行なっているので、地域性の違いや課題も知ることができます。

また地域の方々とつながって取り組んでいることが日々感じることができる仕事でやりがいを感じます。

保育士の経験が活かされている部分とは?

保育士時代には、子ども達には難しい言葉で説明しないよう意識していたので、現在も相談時には噛み砕いて説明することがスムーズにできています。

また、地域の方々の居場所作りで介護予防の講座や人権擁護の講座なども行うのですが、

人前で楽しく説明することやレクリエーションを挟むことに関しては、保育士での経験が生かされているように感じます。

記録を書くことが多い仕事ですが、保育士も同様だったのでそこはへこたれずに出来ています。

保育士から社会福祉士に転職して良かったことは?

「ありがとうございます!」と言われたとき、やっていてよかったと思います。

また、様々な地域の方と関わることも楽しいです。

私たちの世代の生活では学びきれない昔ながらの知識や技術を、日常の会話や相談の時の会話で教えてくれることも、

「なるほどなぁ」と学びになりますし、お話を聞くのが楽しいです!

日々発見が多い仕事なので自分のスキルも上がっていくのが実感できます。

また、関係機関と連携を図って相談を解決していくので様々な視点からの意見が聞けて学びの多い環境です。

子ども達を相手に仕事をするのも一緒に楽しめてよかったですが、埋もれがちな地域住民を発見し支援につなげることの達成感は保育士では味わえません。

社会福祉士で大変なことや不満なことは?

様々な地域の方がいますので、無茶な相談を受け付けることも多々あります。

地域に根付いてある機関である地域包括支援センターなので、よろず相談のように何でもかんでも聞かれると困ります。

「どこどこ行きのバスはどこに行けばいいか?」

「マイナンバーはここか?」

など困ったらよく立ち寄る場所になっており、それにお答えできないと文句を言う方も少々いるので、その方々の対応には困ります。

それは交番や区役所に聞いてくださいと思うことが何度かありました。笑

保育士から社会福祉士への転職方法とは?

わたしは資格は学生のときに取得していたので、苦労せず転職はできたと思いますが、仕事をしながらの転職活動なので時間との戦いになります。

転職サイトなどを活用してあらかじめリサーチをしっかりすること、いつ面接があるのかしっかり把握して逆算して取り組むことが重要です。

いくら頑張っても仕事と被って面接が受けられないと言うこともあるので、早めにリサーチして有休でもいいからしっかり休みを確保することが大事です。

私は転職サイトの「DODA(デューダ)」を使いながら半年前から転職準備をしていました。

保育士から社会福祉士に転職した感想は?

職種が異なるので戸惑うことが多くありました。

また、周りからは「なんで子どもを対象としてたのにガラッと変わって高齢者なの?」と聞かれることも多かったのが苦しかったです。

社会人歴はあるのに、高齢者分野としては新任なので経験ゼロとして扱われるのが正直悔しかったです。

それに、おじいちゃんおばあちゃんからは「こんな若い人に相談して大丈夫なの?」と感じる方も多いようです。

そのようなハンデは正直つらかったですね。

でも、今こうして転職をして多くのことを吸収し自分のスキルに結びつけて行けて充実していると思います。

学ぶことが多く達成感のある仕事なので、このような仕事に出会えてよかったなと思います。

まだまだスキルが足りないのでレベルアップしていきたいです!

社会福祉士に興味を持っている保育士さんへ

「自分のやりたいことはなんだろう?」と立ち止まって考えてみてください。

保育士で頑張っていくのもかっこいいと思いますが、社会福祉士も気になるのであれば踏み込んでしまいましょう。

人生は一度きりです!

自分のやりたいこと、気になることを我慢して過ごしていると、後々になって公開するときがやってくると思います。

もちろん、「仕事でお金を稼ぐ」という側面だけを見れば、工場だろうがなんだろうがいいと思いますが、せっかくやるなら自分の興味あることだと思います。

違ったら戻ればいいんです!

迷って年をとるより実践です!

キラキラした人生を送ってください。

カオリ

カオリ
興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

 

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