初めが肝心!初日に好印象を与えるための保育士の自己紹介や服装のポイント

保育士に限らず、社会に初めて出る時や、何をするにも「初めて」というのは誰でも緊張するものです。

しかし、だからと言って世の中そんなに甘くはなく、この初めての印象こそがその人のイメージを決定づけると言っても過言ではありません。

では、保育士として初めての勤務を行う際、同僚の保育士や保護者、又、子ども達に好印象を与える自己紹介はどのように行えば良いのでしょうか!?

上手くいくポイントや例文の、他にも少しでも「初日」の緊張が和らぐように、服装やマナー、職場に馴染めるために意識した方が良いことを紹介します。

保育士の初日の自己紹介のポイントと例文

働き始めというのは様々な人に挨拶や自己紹介をしなくてはなりません。

保育士であれば、同僚の保育士だけでなく、園児、その保護者にも自己紹介をしなければなりません。

それぞれに対して、自己紹介を行う際のポイントと、例文を紹介します。

①自己紹介のポイントと例文(職場の同僚に向けて)

勤務初日、業務に入る前に一番に自己紹介を行うのが同僚の保育士です。

自己紹介を行う場面としては、勤務時間前の職員の朝礼などで行うことがほとんどでしょう。

自己紹介のポイントとしては「簡潔に、ハキハキと」です。

この朝礼の時間はダラダラと世間話を行うような時間ではなくて、前日の引き継ぎや、重要な事を伝え合う大切な時間です。

そんな貴重な時間に、新人保育士の自己紹介を長々とされるとたまったもんではありません。

目一杯アピールをしようとなど考えず、簡潔に済ませましょう。

同僚向けの自己紹介例

おはようございます。今日から○○保育園でお世話になる、○○(名前)と申します。よろしくお願いします。

ご迷惑を掛ける面も多々あると思いますが、精一杯がんばりますので、ご指導よろしくお願いします。

 

このくらいの自己紹介が丁度良いでしょう。

この短いと挨拶の中に「挨拶」「自己紹介」「一言」「締めの挨拶」が含まれています。

この4つを入れつつも簡潔な自己紹介だと聞いている側もスムーズに入ってきます。

②自己紹介のポイントと例文(保護者に向けて)

園側が保護者に対して直接自己紹介をする場面というのは、主に入園式の時くらいです。

しかし、この入園式は全園児の保護者が参加するのではなく、新入園児とその保護者しかいません。

在園児の保護者に向けては、おたよりなどで紹介する事がほとんどです。

なので、直接保護者に自己紹介する場面としては、登園時と降園時になります。

保護者向けの自己紹介でのポイントは「元気よく」「とりあえず名前を伝える」です。

同僚の保育士向けの挨拶では「挨拶」「自己紹介」「一言」「締めの挨拶」を含めて自己紹介を行うと話しました。

しかし保護者に対して挨拶が出来るチャンスは「登園時」と「降園時」のみです。

ここで親の気持ちになって、良く考えてみて下さい。

登園時、子どもを預けたら保護者は仕事に向かいます。

降園時、子どもを迎えたら、家に帰って家事という多忙な時間が待ち受けています。

そんな保護者相手に、長々と自己紹介をしたらどうなると思いますか!?

そうです!「この先生、ちょっとウザい」です(笑)

なので、保護者に対してはとりあえず、元気がある先生というアピールと、名前を覚えてもらう事を優先しましょう。

保護者向けの自己紹介例

おはようございます(降園時なら、おかえりなさい)○○くんの担任をさせて頂きます、○○(名前)と申します。よろしくお願いします

もし、担任でなければ・・・

おはようございます(降園時なら、おかえりなさい)今日から○○保育園の先生になりました、○○(名前)です。

よろしくお願いします!

このくらいの挨拶がちょうど良いです。

くれぐれも保護者に「ウザい」と思われないようにしましょう。

③自己紹介のポイントと例文(園児たちに向けて)

私の経験上、園児に対する初めの自己紹介は何よりも大切だと感じています。

出勤初日には「始業式」という形で新年度の始まりの集会があります。

その時に新しい先生の紹介という場が設けられます。

園児たちに向けた自己紹介のポイントは「面白い」「元気」「インパクト」です。

先程紹介した同僚の保育士向けの自己紹介をしたところで、正直、園児たちからしたら「つまらない時間」です。

なので、自己紹介の中に手遊びやマジックなどの「ひとネタ」入れてみると効果絶大です。

ここで「この先生面白い!」と思わせれば、後々の保育業務で確実に活きてきます!

しかし、注意すべき点は、急にひとネタぶっ込んで、時間をかけ過ぎると取り返しのつかない雰囲気を作り出してしまうので、

集会の時間をしっかりと把握し、ネタも短く、園児たちが分かりやすいものを用意しましょう。

あと、ここで芸人の真似などは絶対にNGです!

確実に子どもに舐められますし、私は経験上、先輩に注意を受けました(笑)

園児向けの自己紹介例

皆さん、おはようございます。

今日から○○保育園の先生になった○○(名前)です。

先生は遊ぶ事が大好きなので、これから皆とたくさん遊びたいと思います。

最後に凄いものを見せたいと思います!(ここでマジックなどを披露すると良いでしょう。)

(マジックが終わった後に)○○先生です!よろしくね〜

 

といった感じだと、子どもにも分かりやすく、インパクトもあるので名前もすぐに覚えてもらえるでしょう。

初日の服装やマナーとして注意すべきことは?

せっかく同僚や園児、保護者に向けては良い自己紹介が出来ても、服装やマナーが悪ければ全てが台無しです。

初対面だと見た目が重要になるので、服装などにも気を配りましょう。

と言っても、保育士の仕事着は主にジャージにエプロン姿なので、よっぽどヨレヨレな服装であったり、破れていなければ心配はないでしょう。

しかし、気をつけなければいけないのは、通勤中や退勤後です。

通勤中や、退勤後は私服で移動をするでしょう。

この時、誰も見ていないからと言って、派手な私服や、だらしのない私服だと思わぬ地雷を踏んでしまいます。

園の外に出ても近くには保護者がいます。

園の中のイメージと、園の外でのイメージがあまりにも異なると、保護者からは好感を抱かれません。

又、初日には限らず社会人としてのマナーとして意識しておきたい事は、周りの人は全てが「目上の人」なので、低姿勢、敬語、率先して動くという事が大事です。

特に先輩が慌ただしく動いているにも関わらず、指を加えて見ているだけではいけません。

もちろん仕事の事は何も分からない状態ですが「何かやる事はありますか?」と一言伝える事も大切なマナーだと覚えておきましょう。

職場にスムーズに馴染めるように、意識しておきたいこと

緊張の初日を迎え、気持ちとしては1日でも早く職場に馴染みたいでしょう。

その為には、1日でも早く仕事を覚える事が近道です。

保育士の仕事は人間相手なので、計画通りにいかない事がほとんどです。

しかし、1日のスケジュールや、流れというのは事前に決まっており、この流れを覚えるだけで、

先輩のサポートが出来たり、1日を通して「仕事が出来た」と感じる事が出来ます。

その為に意識する事は「細かくメモを取ること」です。

実習の時には実習日誌を書く事に必死で、細かくタイムスケジュールをメモしていたはずです。

このように1日の流れをメモに取り、忙しい時間帯に自分にできる事を見つける事が大切なのです。

まとめ

出勤初日は緊張もありますが、周囲に自分のイメージを植え付ける大切な1日でもあります。

保育士という職種において、堅っ苦しい自己紹介よりも、元気良く、簡潔にという事を心がけて下さい!

細かい仕事は経験を積む上で覚えていきます。

1日の流れを早く把握し、今の自分にでもできる事を見つけ、保育の仕事を楽しんで下さいね。

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