子どもが好きで保育士を目指す人は沢山いらっしゃるかと思いますが、いざ現場を見てみると常に子ども達と全力で向き合わなければならず、まさに体力勝負の現場です。
しかし中には体力には少し不安が…と夢を諦めてしまう方や途中でリタイアしてしまう方も。
今回はそんな方にぜひ読んで頂きたい、体力が無くても何とかなる?!コツやヒントなどを紹介したいと思います。
保育士の仕事は体力勝負
まずは保育士がどれほど体力勝負の世界なのか、御存知ない方へ少し説明します。
朝、子どもを受け入れた瞬間から抱っこやおんぶが始まり、
1日を通して一緒に遊んだり、走ったり、踊ったり、体操や縄跳び、掃除に給食の配膳、お昼寝布団を敷いたり片付けたり、トイレの介助で行ったり来たり、立ったり座ったり…と、
とにかく一日中動き回っています。
もちろん年齢やその日の予定によるので一概には言い切れません。お絵かきや粘土遊び、映写会などでゆっくり過ごす日もあります。
とは言ってもやはり、基本的には元気いっぱいの子ども達が相手ですので先生も一緒によく遊んでよく動いて1日を過ごす事が大半です。
体力のない保育士さんの1年目は
体力に自信がない方は、そんなに一日中動き回っているなんて聞くと「やっぱり私には無理だゎ…」「ついていけない」「もぅ続ける自信がない」と思ってしまいますよね。
私は体力には自信がありましたが、保育士1日目は本当にヘトヘトになりましたし、次の日は全身筋肉痛で使い物にならないほどでした。
毎日毎日疲れ果てて帰宅していました。その上、保育士1年目は免疫が無かった為か、ことごとく風邪をひいてました。
流行性のものが園で流行ってしまった時も、季節の変わり目などの風邪をひきやすい時期も、うがい手洗いを敢行していたのに子どもからもらってばかりいました。
諦めないで続ける事も大事
私の保育士1年目は、ヤル気だけはあるものの、毎日ヘロヘロ状態で帰宅し、体調不良で休む事も多々あり、体力と気力の差が激しかったのですが、不思議と2年目には日々のヘトヘト感も減り、風邪や発熱などで仕事をお休みする事も無くなりました。
全てが初めての1年目とは違い、緊張も解れ、環境に慣れたり、次に何をしたら良いのかが分かっている分、無駄な動きも減ったからかと思います。
なので5年目頃になると、逆に元気いっぱいに走り回っていた気がします。恐らく、要領よく体力を使うポイントが分かってきたからかと思います。
更に免疫も付いたのか特に気を付けなくても風邪や流行性のものにかからなくなりました。(とは言っても予防もしますし、油断は禁物ですけどね)
悩みを1人で抱え込まない!
長年保育士をやっていても体力が無くて困っているという方もいらっしゃいますよね。保育士特有の腰痛や膝の痛みに悩まされ、思うように動けないという方も。このような方は、周囲の人々の協力を得ながら保育をする事をお勧めします。
無理をしても続けていくことは難しいですし、体が資本のお仕事ですから園長他、上司や同僚の人にも事情を話し、理解してもらうのが大事かと思います。
実際に私の先輩保育士の方は膝を痛めてしまい、手術をしたものの走ったり座ったりなど膝への負担が大きい動きや曲げ伸ばしといった動作が難しいという理由で常に0,1,2歳児のいずれかの担任を受け持っていました。
動きの激しい幼児クラスを避け、複数担任になりがちな乳児クラスを担当する事で負担を軽減したのです。とは言えおんぶや抱っこなど、避ける事が出来ない動作もあります。周りの協力を得ながらも保育上必要な最低限の動きだけは努力をする姿勢も大事ですね。
自分に合った職場を選ぶことも大切
保育園だとどうしても体力がある程度は必要となってきます。周囲の協力を得てもずっと事務仕事ばかりしているわけにはいきませんからね。
そこで、「保育士=保育園」という考えを変えてみるのはいかがでしょう?
保育士が活躍できる場は結構多くあります。例えば企業内保育施設や病院で働く職員の子どもを預かる院内保育施設。商業施設やテーマパークなどで一時的に子どもを預かったり、迷子のお世話をしたりする託児施設。
・企業内託児所の保育士ってどんな仕事?働く保育士さんに聞いてみた
・院内保育士ってどんな仕事?働く保育士さんに聞いてみた
他にも探してみると保育士の活躍できる場は色々とあります。
受け入れ人数や仕事内容を比較したり実際に見学をするなどした上で、自分にあった職場を探すのも大事ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?少しでもお役に立てる情報やヒントが見つかったなら幸いです。
決して無理をして体を壊さないよう、子ども達と一緒に笑い合いながら楽しく無理なくお仕事が出来ると良いですね!
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