保育士にとってより良い環境を目指すために、転職という道はよいことです。
勇気がいることですが、転職をして成功した保育士は沢山います。
しかし、その転職の回数が増えると不利ではないのかと考えてしまいませんか?
2回、3回目となってくると、転職を考えても「もうすこし頑張るべきなのか?」「自分が保育士に向いていないのか?」「転職に逃げてしまっているのか?」と思うことも増えてくるでしょう。
本当に転職の回数は不利になってしまうのでしょうか?
目次
転職回数が多い保育士は不利?採用側からどんなイメージを持たれやすい?
結論から言うと回数だけをみると転職には不利です。
一般的に転職は2~3回と言われています。
それ以上の回数がかさむと不利になってしまいます。
採用側からはどんなふうに見られるのでしょうか?
①すぐにあきらめる人というレッテルを張られてしまう
転職の回数が重なると、どうしても「すぐにあきらめてしまう人」というレッテルを張られがちです。
転職したのには理由があり、それは転職を決意するまでの並々ならぬ思いがあったことでしょう。
しかしそれを全て理解してくれるほど周りが優しいものではありません。
あなたの辛さやストレスに感じていたことを100%理解してくれる人は残念ながら少ないでしょう。
②保育に対する気持ちが薄いと思われる
こんな保育がしたいという気持ちは保育士に取って大切な感情です。
何回も転職しているということは保育に対しての気持ちが薄いと感じられてしまう可能性があります。
保育にはいろいろな形があります。
子どもにどんな風に向き合って、どんな保育をするかというのは保育士それぞれにあるものです。
保育方針とその思いが一致すればいのですが、保育に対する思いが薄い保育士はこだわりも少ないでしょうから、すぐにあきらめてしまったり向上心がなかったりします。
本当はそうでなくても、そんな風に思われてしまう可能性があるのです。
採用選考で転職回数について聞かれたときの回答のポイントは
採用面接などで転職回数のについて聞かれることは多いでしょう。
そんな時にはこれらのポイントをおさえるといいですよ。
それぞれの転職理由を明確に説明する
数回の転職があるといっても、それぞれに理由があるはずです。
それは人間関係でしたか?
仕事の内容の事でしたか?
その大変さはどんなに説明しても、マイナスにとらえられてしまう可能性があります。
転職理由を明確にするといっても、真実をそのまま伝えるとあまり印象がいいというものではありません。
それはあなたの感じたストレスや不安、辛さがあなたの言葉だけで100%伝わることはないかえらです。
転職の理由を聞かれた時には、真実も大切ですが好感をもってもらえるような内容にすることが大切です。
つまり「努力はしたが、それが報われずこのような形になった」という趣旨の内容にしなければならないのです。
挫折を乗り越えてきたことを強みにする
挫折を隠す必要はありません。
挫折を乗り越えという事実は大きな成長をしたということです。
そんな成長をしているあなたなのですから、採用の際に欲しいと言ってもらえるはずです。
保育園の面接の中には「はじめての挫折でどんなことを学びましたか?」なんて質問されることもあるんですよ。
挫折は立派な自己PRの1つです。
強みと思って、挫折と成長を説明できるようにしましょう。
誠実さをアピールする
転職をよく思っていない人も沢山います。
特に面接官は偏見の目で見ていると思ってもいいでしょう。
だからこそ誠実さが必要です。
気軽に転職をしてしまう人と思われないようにすることが大切です。
「ここの保育園で働きたい!!」というつよい意志を相手に伝えましょう。
転職回数が多い(3回以上)保育士が次の転職活動で注意したいこと
一般的に転職の回数は2~3回と言われています。
そんな中、3回以上となると転職の回数だけが目立ってしまいます。
回数だけみるとあまりいい印象はうけませんね。
だからこそ、回数を重ねた転職には注意が必要です。
①デメリットを認識する
数回重なった転職はどうしても不利になります。
それを説明するまでは回数だけをみて、心にもないことを言われることがあるでしょう。
そんなデメリットはどうしたってついてくるものです。
ですから、まずはそれを心にとめておくといいでしょう。
デメリットも受け入れて、転職活動をするといいですね。
②失敗を恐れない
1回目の転職活動でも失敗は沢山あります。
それが何度目かとなると余計に失敗が多いでしょう。
周りから見たら失敗と思えないような些細なことかもしれませんが、転職活動の真っただ中にいる時には電話を切られただけでも落ち込んでしまうものです。
そんな些細な失敗から大きな失敗も含めて、転職活動には失敗がつきものです。
失敗を恐れていては前に進めません。
恐れないで顔をあげていることが、転職を成功に導く鍵ですよ。
③転職理由を明確にする
転職の回数分、相手が納得がいく説明をすべきです。
転職を繰り返していても、それをうまく切り返してよい印象をもってもらうにしましょう。
急に話をふられても、しっかりと答えられるようにしましょうね。
すぐに辞めてしまわないように、長く続けられる職場を見極めるには?
転職の回数は仕方ないとしても、今後転職をしなくてもいいように理想の保育園に勤めたいですよね。
何よりもそれが理想でしょう。
長く続けることができる保育園を見つける目をもたなくてはなりません。
その方法としていくつかあげられます。
①転職条件の希望を搾って探す
沢山の希望はあるでしょうが、1点に絞ってみませんか?
何よりも人間関係で悩んだのであれば、そこを中心に保育園を探してみましょう。
理想が高すぎても見つけられないものですよ。
②転職エージェントを利用する
転職エージェントを利用すると、第3者が入るわけですから冷静な目で保育園選びができます。
転職のプロセスをエージェントがほとんどしてくれるので、とても楽です。
転職という大きな試練を一人で抱え込む必要はないかもしれませんよ。
③保育園の見学に行って見極める
保育園に見学に行くことが一番、その保育園の内情を理解できます。
書面だけで決めてしまわずに、保育園を見学に行っていろいろな視点から保育園を覗いてみるというのもいいものですよ。
書面ではわからなかったことが分かるようになります。
まとめ
転職の回数が多いと不利になることは確かです。
しかし、それはカバーできます。
転職の理由を明確にして前向きに転職活動をおこなってください。
そして今度こそ、転職しなくてもいい理想の保育園を見つけ出してください。
保育士不足のいま、保育園の求人も毎日更新されています。
給与や福利厚生、職場環境などは保育園によって様々です。同じ地域であっても、雇用条件が大きく変わることも!
すぐに転職する予定がなくても、住んでいる地域で良い求人が見つかったときに、知らせてもらえる環境は整えておきましょう!
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