給料や待遇の悪さが原因で保育士を辞めたい人の悩みと対処法

保育士の仕事は非常にやりがいのある仕事である反面、ハードな割りに給料の低さや待遇の悪さが問題視されています。

保育士不足の大きな原因ともなっているため、自治体によっては給料に上乗せして支給したり、家賃の補助をしたりと対策を実施するようになってきています。

それでもまだまだ改善されない職場も多く、辞めたいと思っている保育士さんもいるのではないでしょうか。

そんな悩みをどのように対処すればいいか考えていきましょう。

給料が安くて保育士を辞めたい…よくある待遇の悩みとは

保育士の給料が安い・待遇が悪いと言っても、その内容は職場によって様々です。

そこで、具体的にどのような部分に問題があるのか、探っていきましょう。

保育士によくある給料や待遇の悩み①:基本給やボーナスが少ないこと

保育園は私立の場合、経営する法人がそれぞれ異なるため、給料にも独自の設定があります。

それでも、多くの保育士が口をそろえて基本給の安さを指摘しています。

基本給はボーナスの算定の基準にもなるため、年収に大きく影響しますよね。

給料を上げて欲しいと思っている人の多くは、基本給のベースアップを望んでいます。

そして、昇給がどれだけあるかによっても、長く続けたいかということは左右されます。

ただ、職員全員の基本給を引き上げるということは経営側にとっても大きく資金が動くことになるため、なかなか実行してもらえないという園も少なくありません。

そしてボーナスは基本給×月で計算されますが、何か月分で計算するかということも園によって自由に決められます。

そのため、非常に幅が出ているのです。

夏のボーナスが1か月分しか出ない園もあれば3か月分出る園もあります。

また、ボーナスが年に1回しか出ない園、年3回出る園などの違いもあるので、年収にしてみればかなり差が出ますよね。

保育士によくある給料や待遇の悩み②:残業代などの手当が出ないこと

保育士の仕事は種類も量も多く、勤務時間内に終わらないため持ち帰るのが常識となってしまっています。

そして、多くの園ではその残業代が支給されません。

本来は労働基準法違反なのですが、保育業界ではサービス残業が当たり前という風潮があり、残業代が支給されないことについて指摘しづらい雰囲気になっています。

そのため結局いつまでも改善されないので、耐え切れず辞めてしまう人も後を絶ちません。

他にも園によっては休日出勤手当が支給されないなど、手当に関する不満を感じている保育士は多いようです。

特に、他の職場の恵まれた状況を知ってしまうと、自分の置かれた環境のひどさを実感して一気に辞めたくなってしまうのではないでしょうか。

保育士によくある給料や待遇の悩み③:有給休暇が取れないこと

保育士は、クラス担任を受け持つ人がほとんどです。

乳児クラスの場合は複数担任のため交代で有給休暇を取り、足りない部分はパートの職員で補うということも可能です。

ところが、幼児クラスは一人担任で行う園も多く、その場合非常に休みづらくなってしまいます。

保育園は日曜祝日や年末年始以外に子どもの来ない日がありません。

似た仕事の幼稚園は土曜が休みなうえに、夏・冬・春に子どもの長期休暇があるので比較的有給休暇も消化しやすいです。

保育園は子どもが来ている時に休暇を取ることになるため、難しい状況があるのです。

お盆休みなど子どもが少ない日に交代で休みを取ることは可能ですが、それでも一人担任だと遠慮してしまう保育士さんも多いので、

思うように休みが取れないという不満はなかなか解決できませんよね。

保育士の給料・待遇の悩みを解決するには

保育士として長く働き続けるためには、不満を少しでも解消できるようにしたいものです。

そこで、今抱えている悩みを解決するためにできることをまとめてみました。

給料や待遇の悩みを解決するポイント①:園長に交渉する

基本給やボーナスに関しては難しいかもしれませんが、残業手当や休日出勤手当が支給されないというのは労基法違反に当たる可能性があります。

手当てが出せないなら、残業や休日出勤をしなくて済むよう労働環境を改善するか、代休を取らせるよう努力するべきなのです。

職員が黙ってサービス残業をし続ける限り、保育士の労働環境の悪さは変わりません。誰かが声を上げることで、変えていくしかないのです。

でも一人で園長相手に直談判するのは勇気がいること。

まずは、同じ悩みをもつ同僚に相談してみましょう。

給料の改善が難しくても、勤務時間内に仕事を終わらせるシステムを一緒に作れるかもしれません。

できるだけ、給料や待遇と労働量が見合うようにしていくことが大切なのです。

給料や待遇の悩みを解決するポイント②:有給取得ができる職場づくりを

皆で遠慮し合って有給休暇を取らないのでは、いつまでも休みづらい職場のままになってしまいます。

保育士が足りないという状況にならないよう、うまく順番に休みを取れるよう配慮されている職場もあるのです。

自分の園でそれができないか、他の職員と一緒に考えてみて下さい。

一人だけ好きに休もうとするのではなく、例えば表などを作って職員が平等に休めるような計画を立ててみてはいかがでしょう。

一度作ってみてうまくいけば、その先も回せるようになるはずです。

皆で遠慮なく有給休暇を取れる職場づくりができるといいですね。

給料や待遇の悩みを解決するポイント③:改善されないなら転園も視野に

他の保育士たちを巻き込んだり園長に交渉したりして少しでも改善されればいいのですが、うまくいかない場合もあります。

妥協できるようなことならまだしも、何一つ改善されないどころか、訴えを否定されたり非難されたりするケースもあります。

それでもその職場で働き続けたいなら、給料や待遇の悪さに関しては諦めるしかありません。

自分で副業や節約を地道にしながら収入を安定させる方法もあります。

でも、それでは園にとっては都合のいい労働者のままですよね。

「やりがい搾取」という言葉があります。

保育士の仕事は、子どもたちに囲まれやりがいを得られる仕事。

だから、給料や待遇が悪くても、やりがいがあるから続けたい。

そんな気持ちで働いている保育士は実際多いです。

でも、そんな気持ちを利用しているから安い給料・悪い待遇を変えようとしないのではないでしょうか。

職員のことを大切に考え、給料も待遇もきちんとしている園もあります。

今の職場にこだわる理由がやりがい以外にないのなら、思い切って転園することも考えましょう。

給料や待遇が悪くて辞めたいと悩んでいる保育士さんへ

不満を抱えたまま我慢しながら仕事を続けると、ストレスが溜まってしまいます。

まずは保育士仲間に相談しましょう。

少しでも給料と労働量が見合うよう、何かしら改善できるかもしれません。

給料や待遇について、園長に意見を伝えることはすぐに変わらなくても将来的に改善されるきっかけになる場合もあります。

いろいろ行動しても効果がないなら、今よりも給料や待遇のいい職場を探して転園してしまいましょう。

保育士を求めている場所はたくさんあります。やりがい搾取を許していてはいけません。

自分の身は自分で守って、納得できる労働環境で活躍して下さいね!

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